鉄道模型が発車オーライ! 特設レールを走行

 小樽市総合博物館(手宮1)では、連休中とあって多くの家族連れで賑わう中、5月3日(土・祝)10:00から、正面玄関クロフォード像前で5インチゲージのミニ列車乗車体験、館内エントランスホールでは、特設レールを設置して鉄道模型が公開された。
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 同鉄道模型の公開は2007年にも行われたが、ミニ列車は初めてのこと。札幌を拠点とする鉄道愛好家が集まる「あいの里ホビー」の4人のメンバーが、6:30から同館で設置準備を行ない、10:00の走行に間に合わせた。同団体は、鉄道愛好家の仲間同士が楽しむスタイルで、既製品のレールにそれぞれが手作りを加えた私物品を持ち寄り公開している。
 ミニ列車は、電力を動力として、新幹線「こまち」の8分の1模型で15人乗り。特設レール60mのコースを2周走行。子どもから大人までが列を作って順番を待ち、心地よい風を浴びながら、乗車走行を楽しんでいた。
railwaymodel2.jpg 館内の鉄道模型走行会は、NゲージとHOゲージ(18m)を設置し、寝台列車の北斗星やトワイライト、国鉄時代の急行ニセコなどの模型がレールを走行する様子に、来館者は足を止めて見入っていた。HOゲージとは、鉄道模型の縮尺と軌間(線路を構成する左右のレールの間隔)を示す呼称のひとつ。
 同館佐藤卓司学芸員は、「子ども達に電車に興味を持ってもらえらばと思う」と話した。
 ミニ列車に乗車した市内在住の北崎まさき君(3)は、「楽しかった!」と笑顔で答え、引率の祖母は、「ミニ列車は、初めての試みだと思うが、楽しかった。これから、アイアンホース号に乗る予定」と話した。
 鉄道模型走行会・乗車体験 5月3日(土・祝)・4日(日)10:00〜16:00 無料
 小樽市総合博物館本館・エントランスホールと正面玄関クロフォード前