"第85回小樽地区メーデー" 21団体680人が集結

mayday1.jpg 「貧困と格差を撲滅し、働くことを軸とする安全社会」の実現を宣言する、第85回小樽地区メーデーが、5月1日(木)9:30、色内埠頭公園(色内3)に、北教祖、自治労、全開発、全水道、交通労連など21団体680人が集結して行われ、各労組の旗やプラカードが会場に並んだ。
 「力を合わせよう!心をつなげよう!みんなの暮らしの底上げ実現のために!」をメインスローガンと、「労働者保護ルールの改悪に断固反対し、”STOP THE 格差社会!”の声をあげ、社会的セーフティネットの構築へ向けて、あらゆる不条理と闘おう!」など32のサブスローガンを掲げた。
mayday2.jpg 主催する連合北海道小樽地区連合会・磯野康昭実行委員長は、「まさに太平洋戦争が始まる前の日本の状況が、再現されようとしている。教育改革においても、道徳の強化、画一的な価値観の押し付け、権力に従順な人づくりなど、戦後民主主義の最大の危機と言わざる負えない。すべて政治によって行われたもので、選挙で負けたツケが回ってきている。選挙のツケは選挙で返さなければならない。
 来年4月に迫った統一地方選挙において、地方が政治を変えていく。現在知事候補については、民主党北海道、連合北海道、農民連盟など、北海道政権戦略会議の中で、精力的に知事候補の擁立に向けて進んでいる。それに合わせ、小樽においても、道議、市議戦に向けて取組を強化し、道政奪回を勝ち取る。絶大なる協力をお願いしたい。共に頑張りましょう」と挨拶した。
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 引き続き、中松義治小樽市長をはじめ来賓の挨拶があった。
 特別秘密保護法の廃止に向けた取組を強化する特別決議案と、労働者保護ルールの改悪に断固反対する特別決議案について提案説明があり、メーデー宣言と合わせて、拍手で採択した。
 磯野実行委員長の音頭による団結ガンバロー三唱に、参加者は一斉に声を合わせ、デモ行進が行われた。色内埠頭公園をスタートし、月見橋を直進、港湾部前港町交差点を右折し、駅前通りを直進し、北陸銀行小樽支店前を左折し、サンモールアーケード街入口で解散となったが、一時通行止めや渋滞を引き起こす事態ともなった。