元気な野球少年の声響く!12回目の「少年野球教室」

 道内では3番目に長い歴史がある小樽野球協会(迫俊哉部長・部員20名)では、4月29日(火・祝日)の休日を利用して、市内の小中学生を対象に、12回目となる「少年野球教室」を小樽市営桜ヶ丘球場で開いた。
baseball-boy1.jpg 同教室は、平成15年から毎年開催し、小学生には野球の楽しさを、中学生には技術を伝え、指導者とは指導方法の意見交換を行ない、同協会部員達の実践から得た経験を伝授している。
 同協会は、1927(昭和2)年に設立し、市内で唯一の社会人硬式野球チームで、「樽協(たるきょう)」と親しまれている。全国大会や全日本クラブ選手権、東日本クラブカップ野球選手権大会に出場経験を持つ実力あるチームで、現在20名が在籍していて、5月3日から始まるオープン戦に備え練習に励んでいる。
 今年度の野球教室は、市内小学生の6チーム75名と中学校4校の55名が参加し、午前に中学生、午後に小学生に分けて開かれた。
baseball-boy2.jpg 9:15には、市内の中学生の野球部員55名と顧問、樽協部員11名、OB4名、小樽信用金庫佐林史明理事長や職員5名が集合し、同協会迫部長が挨拶。その中で「監督から教わったことに沿って、今日1日、心に残るような指導をしたい。樽協は、会社勤めの人が集まったチームで、OBの手伝いをいただきながら進めたい。3年生は、中学校の野球生活最後となり、悔いのないように取り組んでもらいたい。同野球教室に参加ありがとう」と話した。
 野球指導に入る前に、各校で行われているウォーミングアップで体を温めた後、OBや信金職員によるキャッチボールの指導があった。春の暖かい日差しを浴びた球場に、元気な野球少年の声が響いていた。
baseball-boy3.jpg 引き続き、樽協部員によるショートノックのデモンストレーションが行われた。素早くボールを投げたり受け取ったりする様子やポイント毎の解説を聞き、中学生部員は、真剣な眼差しで見つめていた。
 その後、投手・捕手・内野手・外野手別の守備指導やロングティーデモンストレーション、バッティングなどの指導が行われ、手本をもとにキビキビした動きを見せ、2時間の有意義な時間を過ごしていた。
 菁園中学校3年生の横野元紀くんは、「守備はショート。大変ためになる教室だった。目標は中体連で優勝すること。これからの練習が大事」と意欲を示した。
 小樽野球協会HP
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