小樽運河クルーズ 中央橋発着で運航開始

 小樽運河をゆっくりと周遊する「小樽運河クルーズ」が、4月26日(土)13:30、6ヶ月ぶりに、小樽運河中央橋海側たもとから第1便がスタートした。
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 それに先駆けて、10:30より安全祈願式が、ノーススタートランスポート株式会社の車庫を改装したチケット売り場(港町5)で開かれ、関係者20名と乗務員が集まった。
 水天宮(相生町3)の駒木章宮司により、海上の安全を願う神事が行われ、合同会社小樽カナルボート代表・株式会社小樽観光振興公社山田厚代表取締役をはじめ、来賓、関係者が玉串奉天を行い、今シーズンの運航の安全を祈願した。
 山田代表取締役は、「将来の小樽港を担う豪華客船が、第3号埠頭を軸にして運航する。発着場所が移動し、国内外の乗船客が下船すると一番に目につくことになり、重要な拠点となる。小樽観光の目玉としてさらに発展してもらいたい。小樽の倉庫郡の再活用にもつなげたい。昨年の利用者約4万人を上回るように、安全第一で運航していきたい」と挨拶した。
canalboat2.jpg 同クルーズは2012(平成24)年4月に設立、今年で3年目となる。昨年までは、浅草橋を発着としていたが、今年度からは中央橋を発着とし、チケット売り場や事務所も移動した。
 同クルーズ船は、中央橋をスタート、浅草橋を周遊して、月見橋から小樽湾内を走行し、旭橋から再び運河に入り、北浜橋を通り、北運河まで行き、中央橋へ戻る約2.4kmのコース。所要時間40分程度。
 ボートは23名定員が2隻と20名定員が1隻の計3隻。団体予約は66名まで可能。6名のスタッフが交代で乗船。
 4月はデイクルーズのみで、5月からナイトクルーズを運航。運航時間は、月ごとによって変更があり、詳しくはHPで確認できる。海上はまだ寒く、温かい服装で乗船することが望ましい。10月31日まで運航を予定している。
 同日、新観光船「あおばと」や屋形船の安全祈願祭と初航路出発式が行われ、13:00の祝津行きから営業を開始し、小樽の海上観光がスタートした。
 小樽運河クルーズHP
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