おたる水族館 21日より通常営業開始


aqua0321-3.jpg 通常営業準備のため休館中だったおたる水族館(祝津3)は、3月21日(金・祝)から、通常営業を開始する。
 子どもから大人まで楽しめるよう、新コーナーや特別展を開催するなど充実を図った。3シーズン行われてきたペンギンの雪上ウオーキングは、この時期は繁殖と重なるため中止となり、冬期間だけの開催となった。
 昨年度の入館者数は、冬期営業期間(12月〜2月末)では、2万637人と一昨年の1万9,822人より815人増えた。年間を通しては、約35万7,000人が訪れ、今年度も35万人を見込んでいる。
 通常営業期間は、3月21日(金)から11月30日(日)までで、昨年度までは年末年始を休館としていたが、今年度から、休館日を12月1日(月)から19日(金)と短くし、年末年始を開館し、当館で楽しんでもらえるようにした。
aqua0321-1.jpg 料金の改定では、大人(高校生以上)の個人入館料1,300円を1,400円に、年間パスポート2,600円を2,800円に変更し、新料金は、21日(金)から開始する。消費税増税に伴い、値上げした平成9年以来の値上げとなる。小中学生や幼児の料金や、駐車場、遊園地料は変更していない。
 新コーナーは、館内2階の休憩スペースをリニューアル。昔の小学校の理科室のイメージで内装し、大小7つの水槽を設置し、触って学べるコーナーを作った。
 北海道らしく、5℃以下の冷たい水槽を設置し、ニチリンヒトデや熊石で採取した深海生物などを展示。磯遊びを再現し、地元・小樽の生き物のウニ・ヒトデ・ナマコ・大きなミズダコや、食べて美味しい生物のタラバガニ・毛ガニ・ホタテ、珍しい生物ドクターフイッシュのガラ・ルファなどに触れることができる。また、オニダルマオコゼ、ガンガゼなどの危険生物も展示、こちらは触ることはできない。
 開館40周年を記念して、「海の王者 鮫」がテーマの特別展を、4月26日(土)から11月30日(日)まで、本館1階海のパノラマ水槽前でロングランで開催。
aqua0321-2.jpg あまり知られていない鮫の生体や、高さ1.9mのムカシオオホウジロザメの顎骨のレプリカ、同展のために制作した北海道周辺に生息する大型の「ネズミザメ」の剥製や「ホオジロザメ」の剥製などの標本類を展示。
 21日(金・祝)9:00から、オープニグセレモニーを正面玄関で開催。花火を打ち上げ、くす玉割りを来場者(子ども)と一緒に行う。着ぐるみペン太も参加し、通常営業の開始を祝う。参加の子ども達にはプレゼントを用意している。
 なお、2年ぶりに3頭のゴマフアザラシの妊娠を確認し、3月下旬から遅くても4月上旬に出産を予定している。(写真提供:おたる水族館)
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