"手島圭三郎の原画展" 絵本・児童文学研究センター25周年 (2014/02/28)

tejimakeisaburo1.jpg 絵本・児童文学研究センター(色内1・工藤左千夫理事長)の創立25周年記念原画展「手島圭三郎の世界」が、2月28日(金)から3月2日(日)の3日間で、運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーを会場に始まった。手島氏の作品展は5年ぶり4回目となった。

 手島氏は、1935年紋別市生まれ、江別在住。石狩管内の中学校で美術の教員を務め、42歳で版画家として独立。北海道の豊かで厳しい自然の中、懸命に生き抜く動物や食物を題材に版画を制作。美しく迫力ある作品で、世界から高い評価を受けている。1982年「しまふくろうのみずうみ」が最初の絵本となる。

 開催に先立ち、28日(金)12:00から、会場前でオープニングセレモニーが開かれた。主催者を代表して同センター中松義治会長(小樽市長)は、「25周年を記念してさまざまな事業が開かれ、記念事業の最後を飾るに相応しい手島氏の原画展が開催され、大変嬉しい。手島氏には、同センターの顧問として力添えをいただき、児童文学ファンタジー大賞の受賞者に贈られる版画『冬の空』を制作していただいた。手島氏の作品は、北国の自然と動物を題材にしたもので、静けさとともに一方では、ダイナミックな躍動感を合わせもった表現が、私達に感動と共感を与えてくれる。5年ぶりの原画展となり、ゆっくりとご覧いただきたい」と挨拶した。

tejimakeisaburo2.jpg 手島氏は、「大変立派な展覧会に感謝している。若い頃、木版画を使って、北海道の自然と動物を表現したいという時に、当時、パリやニューヨークへ目を向けなければ将来的にはダメだというイメージがあり、大きな賭けとなった。50年が経ち、自分の考えに間違いがなかったと自負している。木版画の特徴として、時代が経っても古くならない。30数年前に出版した絵本と、最近の絵本と比べても変わっていない。木を彫ることによって、木の中に生命を吹き込むということが木版画の大きな特徴だと思う。会場で感じとっていただければありがたい」と挨拶した。

 その後、市長、手島氏、上林猛教育長、工藤理事長によるテープカットが行われ、オープニングを祝った。会場には、開催を待ち焦がれていた多くのファンが詰めかけ賑わった。

 展示作品は、2012年から2013年に制作した「ふくろうの夢」や「しかの樹」などの絵本の大形や全紙サイズ原画を約40点と、「はるをはしるえぞしか」の全15場面、1995年制作の「児童文学ファンタジー大賞」受賞者に贈られる「冬の空」も展示されている。同時に「カムイチカプ」や「とびだせにひきのこぐま」などの書籍販売も行われた。
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 多賀白氏のヴァイオリンと村上智美氏のチェロの奏でる音楽が流れる中、来場者は、作品に見入っていた。

 手島氏の作品をこども達の読み聞かせに使用している小樽こどもと本をつなぐ会・星野靖子さんは、「大変素晴らしい作品で、1つ1つの線や色など、普段目にしている絵本とは違った原画展。手島氏の物語は、ページを開く度に動物が登場し、ふくろうが羽ばたく様子が好きで、立体感がある。言葉には表せない版画の良さを感じる」と話した。

 手島氏は、「自然や動物をテーマにし、北海道の様子を、木版画でなければ表現できない面白さや力強さを強みとし、皆さんへ届けたい」と話した。

 絵本・児童文学研究センター創立25周年記念 原画展「手島圭三郎の世界」
 2月28日(金)〜3月2日(日)10:00〜18:00(最終日〜17:00)
 サイン会        14:00〜15:00(3日間・即売書籍限定)
 音楽の調べ  3月1日(土)13:00と15:00
         多賀白氏(ヴァイオリン)&亀岡三典氏(クラシックギター)
        3月2日(日)13:00と15:00
         多賀白氏(ヴァイオリン)&渡辺文氏(チェロ)
 当日券300円・前売券200円・中学生以下無料


http://otaru-journal.com/2009/02/0227-3.php 関連記事

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