北海道高等聾学校作品展 個性やアイデア光る (2014/02/21)

hokkaidorouart.jpg 北海道高等聾学校(銭函1・鈴木正昭校長)では、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーを会場に、「北海道高等聾学校専攻科情報デザイン科修了作品展」を、2月19日(水)から2月23日(日)まで開催中。

 今年3月に卒業する同専攻科2年の5名が、同作品展を目標に、ポスター・写真・デッサン・木工制作に取組み、2年間の集大成を発表した。個性溢れる作品が多く、真面目に取組む姿勢が伺われる。

 また、同時に同専攻科産業技術科賛助作品と北海道高等聾学校美術部による絵画作品も展示している。

 道内では小樽銭函に1校だけ北海道高等聾学校があり、道内各地から集まった学生が、寄宿舎生活を送り学んでいる。

 本科では3年間学び、普通科・生活情報科・産業技術科・クリーニング科がある。さらに2年間学ぶ専攻科情報デザイン科には、18歳~20歳が在籍している。情報デザイン科は、デザインに関する知識と技術を学び、コンピュータを活用した造形活動を通して、それぞれの適正をみながら進路に繋げることを目標としている。

 同修了展では、5名がそれぞれの持ち味を生かし課題に取組み、木工の椅子を1脚出展している。会場には5脚の椅子が並び、作者の個性やアイディアが光る。木の素材やデザインに凝り、模型で試作してから完成させた。

 那須川伶さん(20)は、紙で作った立方体を組み合わせ、カラフルな色使いで椅子の形にして並べた「CUBE」を出展。同専攻科情報デザイン科・千葉亮教諭は、「椅子と思われるが、椅子の用途がなく、感情を色に例えている。人も見た目では判断できないということに関連付けている。生徒との会話の中でアイディアが生まれる。作品の質感や手触りなど、会場で実物を見て体感してもらいたい。この機会に、是非、多くの人が足を運び、作品を鑑賞してもらいたい」と呼びかけている。

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 菅原翔太さんは、ふくまらせた風船に、ピンク色に染めた和紙を花びらのように切り数枚合わせ、紙の曲線を生かしデンプン糊で貼って、天井から吊るした。空間を利用した配置で、空間全体が作品となるインスタレーション「舞」を出展。

 会場の隅を利用し、2m70cmの天井から花びらをたらし、ライトを照らす。和紙の透け具合や自然のゆらめき、壁に映る影の濃淡など、見る人を楽しませてくれる。空から落ちてきた花びらが一瞬止まったかのような錯覚も体感できる。

 賛助作品も力作が多い。バーベキューコンロやマイコンカー(大会に出場)、リビングボードなども展示され、丁寧に仕上げた作品が多い。

 美術部展では、絵画作品がずらりと並び、案内状に使用された「ひまわり」の絵は、力強さと色のバランスが良く、印象深い作品が多い。

 写真を加工した作品などを出展した同校専攻科2年佐藤勇樹さん(19)は、「写真を作品にしたのは、選択科目で勉強し、絵は苦手なので、写真も芸術性があり、写してみた。多くの人が会場へ来て、作品と出会ってもらい、人との出会いも大切にしたい」と話した。

 北海道高等聾学校専攻科情報デザイン科修了作品展
 2月19日(水)〜23日(日)10:00〜17:00(最終日〜15:30)
 市立小樽美術館(色内1-9-5)1階市民ギャラリー 入場無料

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