ジャズの野瀬栄進さん演奏会 杉の子保育園

 杉の子保育園(遠田芳男園長・入船1)では、1月27日(月)10:15から、保育教育の一環として、プロのジャズピアニスト・野瀬栄進氏を迎え、ピアノ演奏会が開かれた。
suginokojazz1.jpg 同園児(0歳から就学前)の57名と、遠田園長をはじめ職員9名が、ピアノを囲むように座り、生演奏を間近で楽しんだ。
 野瀬氏は、小樽出身でニューヨーク在住のプロジャズピアニスト。市内や道内の幼稚園や小学校、道外では、佐賀県の特別支援学校や宮城県石巻市の施設で、ボランティア演奏するなど積極的に活動している。
 遠田園長は、野瀬氏と知り合いで、今回の演奏会が実現し「園児達に、生の本格的な演奏を聴き、感動を呼び起こしてもらいたい。今日の演奏会に期待し、園児達の反応が楽しみ」と話した。
suginokojazz2.jpg 演奏会では、園児向けに選曲され、「星に願いを」や「アンパンマンのマーチ」「となりのトトロ」「さんぽ」「どんぐりころころ」などを演奏。園児らは、聞き覚えのある曲の演奏では、曲に合わせて元気に歌い、手拍子しながら演奏を楽しみ、次第に打ち解けた雰囲気となった。
 野瀬氏の計らいで、「誰かピアノを演奏できる人は?」の声掛けに、4歳からピアノを習っている年長の関美星ちゃんは、「お花のワルツ」と「赤い靴」を堂々と演奏し、野瀬氏も温かく見守り、大きな拍手が沸き起こっていた。美星ちゃんは、「緊張した。ピアノはずっと続けたい」と話した。
 ガーシュウィン(アメリカ)作曲の「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏し、迫力あるピアノ演奏に聞き入った。また、野瀬氏が小樽を離れ20年が経ち、故郷小樽を思い出して作曲したオリジナル曲「クーバ」の演奏もあり、最後はサザエさんで締めくくった。
suginokojazz3.jpg 当初の予定より10分ほど延長し、園児達は、プロの生演奏を体験し、握手を交わし別れを惜しんでいた。
 野瀬氏は「こんなに小さい子どもの前での演奏は初めてで、ジブリの曲でも年代により覚えている曲が違ったが楽しく演奏した」と話した。
 なお、2月3日(月)に、JAZZ CAFF&BAR「Groovy(グルービー)」(小樽市稲穂1-3-13・0134-27-5759)で、与世山澄子氏とのライブを予定。