小樽市議会第4回定例会 初日だけ午前10時開会!


 小樽市議会(横田久俊議長)の第4回定例会が、12月4日(水)市議会本会議場(花園2)で、午前10:00開会を試行した。小樽市議会では、これまで長年にわたり、本会議や各委員会なども、13:00開会が慣例化している。本会議が、他都市では恒例化されている午前10:00から開会されたのは、小樽市議会史上初めてのこと。
 10月末に開かれた議会活性化検討会議(18回目)の中で、第4回定例会の初日の本会議を午前から始め、試行期間を来年9月の第3回定例会までとした。初日以降の代表質問や予算特別委員会は、従来通り13:00の開始となる。
 冒頭、第4回定例会の会期を12月4日(水)から20日(金)までの17日間とすることを決めた。
1204council.jpg 本定例会の提出議案は、平成25年度小樽市一般会計補正予算と平成25年度小樽市水道事業会計補正予算議案2件、小樽市職員給与条例等の一部を改正する条例案、小樽市税条例の一部を改正する条例案などの条例案14件、工事請負変更契約について、不動産の処分についてなどのその他の議案6件、専決処分報告1件、追加予定議案人事案件1件が上程された。
 中松義治市長が、議案の提案理由を説明した。平成25年小樽市議会第4回定例会市長提案説明
 「一般会計補正予算の主なものは、手宮地区統合小学校の校舎等改築事業費の資材の納入が遅れたことにより、事業費のうち3億円を減額、北海道後期高齢者医療広域連合へ平成24年度医療給付費の負担金が確定し、その清算として8,078万1,000円を減額した。
 起業支援型雇用創造事業として、観光型商店街活性化モデル事業及び小樽の街並み・景色を観光資源とした観光促進事業に係る経費、私立保育所に対して保育士等処遇改善事業や夜間急病センター管理代行業務経費の増額など、所要の経費を計上。一般会計における補正額は、1億8,928万8,000円の減となり、財政規模は、594億1,684万6,000円となる」と説明した。
 また、議案3号の職員給与条例等の一部を改正する条例案の職員給与条例の一部改正については、「55歳以上の職員、医療職給料表が適用される場合は57歳以上の職員は、原則昇給せず、公的年金の支給開始年齢の段階的引き上げに伴い、今年度定年退職する職員から、無年金となる期間における再任用職員の給料を月額147,500円から213,400円に改正し、該当職員は、年末勤勉手当を年間で給料月額の100分の210支給し、所要の改正を行うもの」とした。「議案8号、9号、11号から16号までは、消費税率及び地方消費税率の引き上げに伴うもの」と説明。
 平成25年第3回定例会議案第22号の小樽市自治基本条例案は、市民周知不足等の理由により継続審査となり、11月1日と22日に同特別委員会を開催。その内容を中島麗子同委員長が報告した。採決では、委員長報告は可決であるが、継続審査に賛成は共産党のみで否決。委員長報告には、賛成多数により議案を可決した。
 意見書案第1号「特定秘密の保護に関する法律案」の慎重審議を求める意見書(案)の採決では、可否同数となり、議長により可否を裁決し、「現状維持の原則」に基づき否決とした。
 議案調査のため、12月5日(木)から8日(日)までを休会とした。
 市議会本会議の開始時刻は、全国的に午前10:00開会が圧倒的だが、何故か、小樽市議会では、当初より13:00開会となっており、長年にわたり慣例化していた。今定例会で、初めての午前10:00開会を試行したが、初日だけの及び腰の姿勢を、果たして、市民はどう感じるのだろうか。ちなみに、国会は午前9:00開会となっている。
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