市民会館開館50周年! 市民合唱団が第九公演

 小樽市民会館(花園5)開館50周年を記念して、12月1日(日)14:00から、同館で、『ベートーヴェン交響曲第九番二短調「合唱付」』公演が行われ、市民合唱団180名と市民オーケストラ80名が出演。1,216名収容の客席は満席となり、師走初日の午後のひとときを音楽鑑賞で過ごし、感動の拍手に包まれた。
1201dai9chorus.jpg 市民に親しまれている同会館は、1963(昭和38)年に開館し、今年で50周年を迎えた。観劇や演奏会、講演会などに使用し、市民からも発表会や文化交流会に使われている。
 小樽管弦楽団と小樽合唱連盟が、同館への「感謝の第九」を演奏したいとの趣旨で企画した。主催は、小樽市民会館開館50周年記念第九公演実行委員会(金久保兵士朗委員長)。
 多くの市民が合唱団に参加し、第九で祝おうと、参加団員を募り、小樽合唱連盟加入の12団体と非加盟5団体、札幌アカデミー合唱団が賛助出演し、179名の合唱団を結成した。7月21日から10月27日まで、毎週日曜日に練習を重ね、11月からは、小樽管弦楽団と合わせ、本番に備えてきた。
 小樽管弦楽団は、嶋田宏氏を常任指揮者とし、小樽や余市、札幌など道内在住の40名で演奏活動をしている。
1201dai9chorus1.jpg 本日のプログラムは、ベートーヴェン/序曲「エグモント」作品84と、ベートーヴェン/交響曲第九番ニ短調「合唱付」作品125(全4楽章)。
 第九には、あらゆる困難や悲しみを乗り越え、希望を失わず、いつか歓喜に繋がるようにとの思いが込められていて、オーケストラの演奏に180名の歌声が響き渡り、会場は感動の渦に包まれた。開館50周年を祝福するに相応しい公演に、観客から大きな拍手が続いていた。
 市内中学3年生の女性は「早めに来たが、後の席しか空いていなかった。生演奏で迫力があり、後の席でも音が良く聞こえた。音楽交流会で通学している中学校が同会場で歌い、市民会館へは何度か来ている。50年の歴史を感じる。高校へ進学したら合唱を始め、出演して歌ってみたい。今後、合唱の公演がもっと増えることを期待している」と話した。
 小樽市民第九合唱団
 関連記事