「ニュー三幸」が 『虚偽表示』公表! メニュー25品目に偽り


 小樽の中心商店街のサンモール1番街にあるビアホール・レストランを経営する株式会社ニュー三幸(稲穂1)は、11月22日に、同社のHP(ホームページ)で、経営する5店舗で、メニュー25品目で『虚偽表示』が行なわれていたことを公表した。
1125sannko.jpg 小樽で1954年に創業し、60年にも及ぶ老舗のレストラン「ニュー三幸」は、生ビールや洋食を提供し、長年に渡り、小樽市民に親しまれてきた。現在では、小樽本店を含め、札幌など道内で9店舗を経営している。
 同社は、メニュー表示の相次ぐ偽装報道を受け、全店舗で社内調査を行なったところ、「25商品でメニュー表示と異なる食材を使用した料理の提供を行っていたことが判明した」として、22日に「メニュー表示と異なる食材の使用に関するお詫びと今後の対応について」をHPにアップした。
 偽装した25商品のうち、小樽本店12品、おたる水族館店5品と小樽で計17品を占めた。食材の偽装は、野菜4・肉類9・魚類4・甲殻類4・乳製品2・調味料2とほとんどの食材に及ぶ。小樽市民は、老舗レストランに、メニューと食材で、大きく裏切られる格好となった。◎一覧表
 レンガ横丁から出てきた市民は「ニュー三幸にずっと通っていたのに裏切られて残念だ。まさか生ビールまでってことがないように頼むよ。日本中のホテルもレストランも、お客をなめ過ぎだよ。何を信じていいのか全く分からないよ。小樽は食材が豊富なんだから本物を出した方がいい。ビールも料理も苦いなんて許せないよ」と怒り心頭だった。
 同社は「該当商品をご利用されたお客様に対しては、11月22日(金)より開設するお客様専用窓口にて、ご利用状況を確認させていただいた上で、該当商品相当額の当社ご飲食券をお送りさせていただきます」としている。
 メニュー表示と異なる食材の使用に関するお詫びと今後の対応について
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