小学生の絵画と書道を展示 "MOA美術館児童作品展"


2013moaart1.jpg 第25回MOA美術館児童作品展が、11月8日(金)から10日(日)まで3日間、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。小樽市内や北後志の小学1年生から6年生までの絵画68点・書道203点を展示している。
 同展は、静岡県熱海市にあるMOA美術館が主催する小学生を対象にした美術児童作品展。日頃子ども達が取り組んでいる創作活動を奨励することで、「生命を尊ぶ心」「心ゆたかな人間形成」を目的とし、各地区で実行委員会を組織し、ボランティアの協力のもと開催している。
2013moaart2.jpg 昨年の同展では、国内外406会場、応募総数452,234点、海外13カ国、約8,700校の小学校が参加し、各会場から優秀作品を集め、全国展で審査を行い、1月に表彰式を行っている。
 市内在住の絵画と書道の専門家に審査を依頼し、MOA美術館奨励賞には、手宮小学校5年生の山下美桜さんの絵画「小樽稲荷神社」と、入船小学校6年生の佐藤萌花さんの書道「威風堂々」が選ばれ、小樽会場の代表として、全国展で審査を受ける。他に小樽市長賞や余市町長賞など絵画5点と、書道8点が選ばれた。
2013moaart3.jpg 応募された作品すべてを学年別に絵画と書道に分けて展示。海水浴での楽しそうな絵や「道」「草原」などの文字が並び、子ども達が真剣に取り組む姿が伝わる。また、第20回から24回までのMOA美術館奨励賞受賞作品10点や、過去の全国展優秀作品6点も展示し、力強い文字やのびのびと描かれた絵画に注目が集まった。
 同時にMOA光輪花クラブのミニ花展を開催。比較的、手に入りやすい花々を使用した15点の生け花が来場者を楽しませていた。
 さらに、MOA美術館所蔵の国宝・尾形光琳筆「紅白梅図屏風」の実物大レプリカを展示し、会場に花を添えている。同屏風は、同美術館が毎年2月のみ本物を展示している。
 同実行委員会のメンバーは、「この機会に、子ども達の作品と原寸大の屏風を見てもらいたい」と話した。
 9日(土)・10日(日)の10:00から、子どもを対象としたお茶とお花の体験会を開催し、10日(日)14:00から表彰式を行う。
 MOA美術館全国児童作品展