全国障害者スポーツ大会 金メダル受賞を市長に報告


 全国障害者スポーツ大会で好成績を収めた受賞者が、10月31日(木)15:00から、小樽市役所(花園2)本館2階市長応接室で、市長を表敬訪問した。金や銀などのメダルをかけた受賞者5名と、惜しくもメダルに届かなかった選手、引率者2名が出席して行われた。
disabledsports2.jpg 10月12日(土)~14日(月)、第13回全国障害者スポーツ大会が、東京都を会場に開かれ、13の正式競技と17のオープン競技に、約3,500人の選手がしのぎを削り、北海道を代表する選手56名と引率者14名が参加した。
 同大会は、「障害のある選手が、競技等を通じ、スポーツの楽しさを体験し、新しいスポーツライフのメッセージを全国や未来に発信することにより、障害に対する国民の理解を一層深め、障害者の社会参加の推進に寄与すること」を目的としている。
 北海道選手団は、前年度の全道大会での成績上位者から選手が選考され、派遣される。
 表敬訪問した受賞者は以下の通り。
 横式 雅義 (42)水泳25m自由形:金メダル・50m自由型:金メダル・ともに大会新記録
 青木 将彰 (19)水泳25mバタフライ:銀メダル・25m背泳ぎ:銅メダル
 石原トモ子(75)水泳25m自由形:銅メダル
 井中 礼子 (63)水泳25m自由形:銅メダル
 妹尾 尚紀 (32)水泳25m背泳ぎ:6位・25m自由形:7位
 薄木 崇生 (30)フライングディスク(アキュラシー競技・ディスリートファイブ):金メダル
disabledsports1.jpg 市内2つの教室で水泳を指導する村上テル子氏と、北海道障害者フライングディスク連盟事務局(桜4・和光学園内)佐藤嘉則事務局長が、引率者として出席した。
 
 中松市長は「素晴らしい成績、おめでとうございます。2020年の日本で開催されるパラリンピックを目指して頑張ってもらいたい」と栄誉を称え、各選手に競技について質問し、和やかに歓談した。
 横式さんは江別出身で、9歳から水泳を始め、現在は、小樽で仕事のため寮生活をしている。毎週土曜日に江別へ帰った時に練習を重ねてきた。全国大会は2度目の出場。「まじめに練習し、がんばろうと気持ちを切り替えて泳いだ。パラリンピックへはできれば出場したい」と話した。
 
フライングディスク選手の薄木さんは、和光学園に入所し、10年前にこの競技と出合う。毎日練習に励んでいる。5m離れた場所の輪に10枚のディスクを入れる競技と飛距離を競う競技がある。10枚全部輪の中を通過し、見事金メダルを獲得している。
 
全道選手の中で最高齢の石原さんは、「子どもの頃から泳いでいたが、正式な泳ぎを始めたのは8年前から。思い出作りに出場した」と話し、一方、19歳の若手青木君は、「今回は、実力がないので、銀と銅メダルを狙った。パラリンピックでは、金メダルを目指したい。今後の大会に出場しがんばりたい」と強い意欲を見せた。
 
村上氏は、「毎年出場しているが、小樽での選手は、今まで以上の好成績をおさめ、横式君は2つの大会新記録を出した。北海道は広く選手を出場させるため、1度出場すると5~7年後の出場となる。他の県では、パラリンピックを目指す選手が勢揃いし、その中でメダルを獲ることはとても大変なことで喜んでいる。障害が重いが、一生懸命練習している。4種目出場するのはとても大変なことで褒めていただきたい。プールが少ないため練習ができず、是非、プールがほしい」と話した。
 第13回全国障害者スポーツ大会事