豪華客船サン・プリンセス 副社長が市長表敬訪問


 今年度、小樽港に過去最大級の77,441トンのサン・プリンセスが2度寄港し、話題となった。同船を所有する運航会社プリンセス・クルーズ社(米国)から、ブルース・クルムリン副社長(60)が、9月9日(月)9:00に、小樽市長を表敬訪問した。
 今年初めて、7万トンクラスの豪華客船が小樽港へ2度入港し、注目を浴び、来年度は6月28日から、サン・プリンセスが、小樽港をホームポートとする小樽発着の定点クルーズ「北海道周遊クルーズ」を12回実施。小樽港の寄港では13回を予定している。
 また、2014年から日本発着のクルーズを開始する、115,875トンのダイヤモンド・プリンセスは、横浜発着の定点クルーズで小樽港に、現時点では6月7日から7回寄港を予定している。同船は、今年寄港のサン・プリンセスよりもさらに大きく、日本の長崎で造船され、プリンセス社屈指の大型客船となる。
 同社は1965年設立。本社はアメリカ・カリフォルニア州サンタクラリタ。3万トンから10万トンを越えるクラスの17隻の客船を所有。世界第3位のクルーズ社。近年、アジアに進出。
0909sunprincess.jpg
 中松市長は「今年は、小樽港に過去最大のサン・プリンセスが2度寄港し、心から感謝している。今年1月東京で開催された御社の2014年日本発着クルーズ発表会に出席し、社長からサン・プリンセスが小樽港をホームポートとして北海道周遊クルーズを12回予定していること、さらに、ダイヤモンド・プリンセスが8回寄港を予定していると発表され、大変嬉しく思っている。現時点では、ダイヤモンド・プリンセスは7回の寄港と聞いている。来年の寄港時に本市としても、乗船客の皆さんに快適な船旅を楽しんでいただけるよう、できる限りの受け入れ態勢に努めたい。本市を訪れる多くの皆さんにとって、思い出に残る素晴らしい旅となるようお祈り申し上げる」と挨拶。
 ブルース副社長は「今回で、小樽は3回目となり、最初の小樽で、この話をした時の皆さんの驚きの表情が印象に残っている。毎週土曜日に、2,000人が下船し、2,000人が乗船。必ず成功すると思う。トータルすると45,000人のお客さんがプリンセスから訪れることになる。経済効果は1億3千万円となり、皆さんの協力と支援が必要となる」と話した。
 また、寄港回数を増やした要因についての質問に、「クルーズ船の寄港地に日本が注目され、海外では同社が初めて日本をホームポートとした。北海道地域が日本にとっても海外にとってもスペシャルな旅行先だと分ってきた。また、クルーズ船の需要が日本人にも高まった。大きな町より歴史があり自然がある小樽からの出発は良いことだと思う」と答え、「毎週土曜日に、4,000人の客が出入りする1番のチャレンジとなり、是非成功させたい」と笑顔で話した。
 プリンセス・クルーズ社HP
 関連記事1 関連記事2