学んだ成果を生き生きと!古屋ギャラリーで絵画展


 道展会員の古屋五男氏の自宅を改装して、様々な活動を行っている古屋ギャラリー(花園4)では、8月27日(月)から9月1日(日)まで、「第3回輪絵(わかい)画会展」を開催している。
 同氏が開く絵画教室へ通う、40代から80代の18名の会員と同氏自らも賛助出展。パステル画2点と水彩・油彩の計46点を展示し、通常は36点程を展示しているが、過去最高の展示枚数で、新作ばかりを発表。賑やかな絵画展となり、会員や知人など大勢の人々が来場している。
 古屋絵画教室へ通う会員が、もう一段上を目指し、思い通りに描いてみたいという気持ちから「輪絵画会展(桑原正憲代表)」を立ち上げた。週1回教室で学び、制作を続け、各人それぞれが目標を持って制作に励んでいる。
wakaigaten3.jpg グループ名の「輪絵画」は、お互い助け合う、励まし合う仲間の「輪(わ)」と、若い気持ちを持ち続けていこうという意味が込められて「若い=輪絵(わかい)」とした。
 古屋氏は、「教室での作品が多い中、新しい自分なりの世界での発想もあり、作風がバラエティに富み、多様なモチーフを絵にしている。作品展の中では、過去最多の枚数を展示している。ぜひ、多くの方に足を運んで楽しんでもらいたい」と話した。
 チューリップや紫陽花、人形などの身近な物や、富良野の花の風景、カムイ岬や京極噴出し公園、小樽運河や羊蹄山等の風景画が並び、おのおのが作品展を意識して制作に思いを込めて描いた力作がずらりと並んでいる。
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 また、今回、初の試みとして、展示中の4号以下の小品作品を、額縁付きで1万円前後で販売している。新築祝いや祝事の贈答品や、自宅に飾ったり楽しんでもらいたいという。
 会員の鹿嶋和子さんは、チューリップと運河・地獄谷の油彩3点を出展し、「登別の地獄谷へ40年振りに行きたくて、写生して描いた。地獄谷の主役は何かを考え、噴火口を描いた。運河の絵は、写真を写して、自宅でじっくりと仕上げた。最近は、船を描くのに凝っている」と笑顔で話した。
 第3回輪絵(わかい)画会展 8月27日(月)〜9月1日(日)10:00〜17:00
 古屋ギャラリー(花園4-20-16) 0134-27-1036
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