臨書と創作書道展 日頃の成果48点を発表


sousakusyodo1.jpg 臨書と創作書道展が、8月21日(水)〜25日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。
 臨書の「第37回硯池(けんち)会」と、創作の「第31回呵凍(かとう)会」、創作小品の「第19回楽書展」を同時に開催。
 50代から70代の会員29名の48点を一同に展示し、書道に興味を持つ市民が、それぞれの魅力を堪能していた。
sousakusyodo3.jpg 会員は、小樽商業高校書道教師だった長谷川東邦氏の弟子達の集まりで、教室で指導する人や通う人、独自で学ぶ人などそれぞれが、勉強の成果を発揮した作品を展示している。
 臨書とは、中国では唐以前、日本では平安時代よりも前の著名人の文や、経などを手本に真似て書き、自分に無い表現を学び取るもの。漢字には、楷書(かいしょ)、行書(ぎょうしょ)、草書(そうしょ)、隷書(れいしょ)、篆書(てんしょ)の5つの書体がある。これを学ぶことが本来の書道の基本となる。
 創作とは、墨の色や字の配置、色々な書き方がある。作品の文字は漢詩から選び、書体を決め作品を製作。じっくりと書き上げた作品から日頃の成果が伝わる。日本書人連盟から、毎月手本にする文字を掲載。その手本を真似て書いていくうちに、自分の文字が作られていくという。
 会場では、全紙や半切、胴切などの様々なサイズの画仙紙に書かれた作品が並び、作者の個性やセンスが現れている。
 会長の秋山真魚氏は、「臨書と創作を一緒に勉強している会員の1年に1度の成果を発表する展示会。多くの皆さんに見ていただきたい」と話した。
 臨書と創作書道展 8月21日(水)~25日(日)10:00~17:00
 市立小樽美術館(色内1-9-5)1階市民ギャラリー 入場無料