てんとう虫テストやゲーム!介護予防フェア


0820kaigofer1.jpg 介護予防フェア2013「今すぐ始める介護予防!」の第2弾が、8月20日(火)10:00から、小樽市経済センタービル(稲穂2)7階大ホールで開催された。
 歩行能力を診断する「てんとう虫テスト」、ゲーム感覚で介護予防するコーナーや、各地域の介護予防教室の体験会などが、2時間に渡り開かれ、50〜80代の約80名が参加した。介護予防サポーター35名と職員13名が対応にあたった。第1弾は、7月18日(木)に健康寿命の延ばし方などの講演会を開いている。主催は小樽市、東南部・中部・北西部地域包括支援センター。
 会場では、開始時間より30分も早く参加者が集まり、歩行能力を診断し転倒リスクを判定、体力年齢を知ることのできる「てんとう虫テスト」から始められた。「手伸ばし」「立ち歩き」「ステップ」「立ち上がり」の4項目で診断。参加者は、真剣な表情でテストを受けていた。
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 また、指の動作や握力の減退が気になる人が多いことから、箸を使ったり、100までの数字盤を並べタイムを計るもの、ストラックアウトやわなげなどゲーム感覚で指先を使って脳の活性化を図った。咀嚼力をガムでテストするコーナーや、生ジュースを無料で提供。体の調子を整える効果がある青菜(ほうれん草と小松菜、レタスなど)と豆乳の「グリーンジュース」や、肌の老化や便秘に良い「白ゴマバナナジュース」の2種類を、会場で作りその場で試飲した。
 一通り体験が終わった後、市内7ヶ所で実施している「地域版介護予防教室」の体験会が開かれた。
 同予防教室は、2012年5月に、「笑顔」「いっしょ1」「いっしょ2」「スマイル」「なでしこ」「ふれあい」6つの教室が開かれた。今年は、「いきいき」「すみのえ」の2つの教室が加わり、現在市内7ヶ所8教室がある。筋力トレーニングや簡単なゲームを行ったり、ストレッチなどを行い、元気に地域で暮らせるように開かれている。
0820kaigofer3.jpg スタッフは、市が行う「サポーター養成講座」を受講した人達が、各教室をボランティアでサポートしている。1年目は各包括支援センターの協力や支援を受け、参加者とともに、サポーター自らが楽しんで学び、2年目からは独自で教室の運営にあたっている。
 長栄会館(長橋5)で開く介護教室「笑顔」のサポーターから、椅子に座ってできる簡単な体操を全員で行った。
 次に、道新ホールで開く介護教室「いっしょ2」のサポーターは、頭を使ったレクリエーションを紹介。指先を使う「みみずの体操」など、同教室で行うあそびを紹介し、来場者も一緒に体験した。
 終了後は、「てんとう虫テスト」の結果を受け取り、アンケートを提出して解散となった。
 市内69歳の女性は「今年初めて参加した。体力的にも能力的にも健康のために知恵をもらいに参加した。ほうれん草と豆乳のジュースはとても飲みやすかった。普段、野菜を多く取るように心がけている」と話した。
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