市内の空手5少年 全国大会へ


kanjinjyuku1.jpg 北海道勧仁塾道場(山村弘一首席師範)では、小学2年から中学3年生まで5名の選手が、国内最大規模の全国大会に出場を決めた。
 8月10日(土)・11日(日)、東京武道館(東京都足立区)で、全日本空手道連盟主催の「第13回全国少年少女空手道選手権大会」に、北手宮小学校2年の田口俊介君が形の部に、幸小学校4年の小綱章仁君が組手の部に3年連続出場を決めた。どちらも北海道大会で準優勝を果たしている。
 また、8月16日(金)~18日(日)には、ビックハット長野市スポーツアリーナで開催される、全日本空手道連盟・全国中学校空手道連盟主催の「第21回全国中学生空手道選手権大会」に、北海道大会で団体形の部に優勝した北山中学校1年の山岸史弥君・3年の檜山悠也君・3年の後藤怜君の3人が出場を決めた。
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 同道場では、札幌~小樽、後志の小中学生約200人が会員となり、空手の基礎や技を学んでいる。市内では、長橋・手宮・赤岩・桜・緑・銭函の6つの道場で、週4~5回、練習に励んでいる。全国大会への切符は、道大会で優勝又は準優勝者のみで狭き門となるが、同道場からは毎年全国大会へ数名が出場を果たす強豪道場。
 市内緑1丁目にある「春風館道場」では、全国大会へ向けて夏休みを返上して毎日練習に励み、8月4日(日)も10:00から14:00まで休憩なしで練習に励んでいた。
kanjinjyuku3.jpg 団体形の部の練習では、白い胴着を着て、きりりと帯を締めた3名が、きびきびとした息の合った動きを見せた。山村師範によると、「タイミング、スピード、正確さ、呼吸、姿勢、技の切れが審査の対象となる」と説明。
 続いて、初出場の田口君は形を、3年連続出場の小綱君は迫力ある組手を練習。山村師範も指導に熱が入り、「普段の練習の力をそのまま大会で出せると、良い結果に繋がる。実力はあるので、平常心で大会に挑んでもらいたい」と話した。
kanjinjyuku4.jpg 田口選手は、「3歳から始めた。初めての大会で緊張するが、優勝を目指して頑張りたい」と話し、後藤選手は、「初めての出場で嬉しい。練習の成果を大会で出せれば良いと思う。普段から仲の良いチーム。力を入れない方が、自然に息が合うと思う。お互いに良い結果を出せるよう意識して大会に挑みたい」と意気込みを語った。
 練習を見守る小綱選手の母は、「初めての出場では2回戦目で敗退。2年目では4回戦敗退と、どんどん上に結果を出している。今回は、前年度の1位の選手と2試合目に当たる。突破できればてっぺんが見えて来ると思う」と話した。
 道場では、元気な掛け声が飛び交い、大会へ向けての熱気にこもった練習が続けられていた。