絵や工作が会場にずらり!こども絵の教室展覧会


childart.jpg 松本公子氏が講師を務める絵画教室の「こども絵の教室展覧会」が、7月31日(水)から8月4日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開催している。
 水彩、油彩、パステル画、鉛筆画、切り絵、工作など4歳から23歳までの68名の202点を展示。2年に1度の開催で、今年15回目を迎えた。
 松本氏は、同教室を開催して39年となるベテラン。幸、錦、入船、緑、朝里の5つの教室を水曜日から日曜日まで松本氏が回り指導している。現在、大人は指導していないが、子どもの頃から同教室で学び成長した成人が3名。市展や有島絵画展に入賞作品も展示している。
 同展覧会の作品は、どれも今年の4月から製作したものばかりで、教室では、4時間ほどの製作時間を有意義に使い仕上げている。
 水彩、油彩だけではなく、様々なジャンルの美術作品を製作している。松本氏は、その時代の背景にあった題材を考え、資金をかけずに、身近なものから作品を生み出すという。 読書離れが続く子ども達へ、本を最初から最後まで読み、感想を添えて絵を描いた読書画。小樽の歴史的建造物を知るきっかけとなる歴史的建造物の切り絵。ダンボールに木工用ボンドでアルミ箔を張り、アクリル絵具を塗り、銅版画風に仕上げたアルミ画や帆船を牛乳パックや箸などで作った工作など、工作の元祖を思わせる作品が、来場者の目を楽しませている。

 幼児から小学2年生までのはり絵は、自由なテーマで描いた絵に、色のついた新聞紙や広告紙を選び貼っていく。色遊びの楽しさや面白さを味わってもらいたいと指導。
 松本氏は、「指導している時は大変だが、子どもの感性には驚かされる。すべての子ども達が宝を持っている。その感性を引き出してあげたい。やればできると精神力を養成するよう指導していきたい」と話した。
 第15回まつもと公子教室 こども絵の教室展覧会 7月31日(水)~8月4日(日)9:30~17:00(最終日16:00)
 市立美術館(色内1-9-5)1階多目的ギャラリー 入場無料