水彩の色鮮やかさ! "燦の会水彩画展"開催中


sannokai2.jpg 第17回燦の会水彩画展が、7月24日(水)から28日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー・市民キャラリー1で始まった。
 燦の会は、道新文化センター水彩画教室昼の部の会員の作品展で、三留市子講師と同会員9名の46作品と、同教室夜の部の9名が1作品ずつ協力して出展。6〜40号の56点の作品が2つの会場に展示してあり見応えがある。
 他の絵画教室と兼ねている会員も多く、それぞれの教室で学んだ作品や、自分で描いた作品など、ほとんどが1年以内に描き貯めた新作。50〜80歳代の会員で、80代は3名。風景や静物(くだもの、魚、花、野菜、人物)などを描いた作品が多い。毎年、おたる潮まつりの頃に作品展を開き、多くの観光客や市民の来場を期待している。
 志摩ひろみ会長は、教員を退職後、20年絵を描き続けている。中国北京の歳の市での新年を祝う飾り物を色鮮やかに描いた作品や、大原寂光院は40号の大きな作品。「会員の皆さんの水彩画に情熱を持って取り組んだ作品も多く、高齢にめげず、若々しく生き、努力している。他の人の絵は教科書となり、自分の作品が上手くいかず、ジレンマに陥ることも。納得のいく作品ができた時は喜びとなる。講師や仲間との信頼関係で続けられたと思う。今後も続けていきたい。若い方にも是非、会に参加してもらいたい」と話した。
sannokai1.jpg 中泉勇さんの「納屋」は、縄や木目の繊細なタッチが来場者の目を引きつけ、湊俊子さんの「貝たちの語らい」はタイトルにも感心が集まり、どちらも40号で描かれ、同絵画展を引き立てている。
 土島静子さんは、3作目の孫を描いた「こっち向いて」を出展。2人の孫の笑顔が印象的。孫にも大変喜ばれ、絵を通じて、祖母と孫の関係がより親しくなったという。
 「自分の作品を皆さんに見てもらえてうれしく思う。作品を描いている時、作品展に出展できるかどうかを意識しながら描いている。年々、上達していると思う。難しいところは、水彩絵の具を混ぜ、自分で色を作ること。上手く表現するために色は大切だと思う」と話した。
 第17回燦の会水彩画展 7月24日(水)から28日(日)10:00〜17:00(最終日〜16:00)
 市立小樽美術館(色内1−9−5)1階多目的・市民ギャラリー1 入場無料