食の安全の確保!夏期食品一斉取締り


 小樽市保健所(富岡1)では、夏期に多発する食中毒などの食品による事故防止を図るために、平成25年度夏期食品一斉取締まり期間を、6月24日(月)から8月30日(金)までとし、食品関係営業施設の立ち入り検査、食品の収去検査等を実施。食品の衛生的取扱いについて指導した。
Fisseitorishimari.jpg 初日の24日(月)11:30から、コープさっぽろみどり店(富岡1)の弁当・惣菜コーナーで、生活衛生課食品衛生監視員2名が立ち入り検査を実施。食品の収去検査を行なった。担当者は、さつまいもの天ぷらとクリームコロッケ、弁当を収去。成分規格及び添加物の使用基準に違反する食品の発見・排除や食品の保存状況や表示について点検し、不良食品の発見、排除に努める。
 また、弁当・惣菜衛生規範に沿い、生菌類・大腸菌・黄色ブドウ球菌などが陰性かどうか、包装形態や内容量、賞味期限や製造者氏名などを確認。
 検査結果は、一週間ほどかかる。何も問題がなければ、検査した店舗を一括して、1ヶ月以内に報告する予定。
 24日は、生活衛生課食品衛生監視員7名が、午前と午後に分かれ、スーパーや洋菓子店、飲食店15件を回り、期間中116店舗、収去検体数197件を予定している。
 平成24年度の市内での食中毒発生件数は3件で、飲食店2件と家庭1件で発生。飲食店では、昨年6月と今年2月に起きている。
 食品の一斉取締りは、今回の夏の暑い時期と食品が多く出回る年末の年2回行なわれている。
 担当者は、「夏場、食品の取扱いが悪くなる可能性があり、注意することで効果がある」と話した。
 平成24年度夏期食品一斉取締り結果は、立入検査した施設数延べ1,551施設。食品の収去検査では、収去検体数は174件、衛生規範不適合は弁当や料理パンなど5件だった。