ミロ・ダリなどの作品を展示!「瀧口修造展」 (2013/06/16)

takiguchisyuzo1.jpg 「詩人と美術 瀧口修造シュルレアリスム展」が、市立小樽美術館(色内1)と市立小樽文学館で、6月30日(日)まで開催している。

 この展覧会は、平成25年公立美術館巡回展支援事業で、芸術文化の振興による創造性豊かな地域づくり団体を支援することを目的した財団法人地域創造の助成を得て開かれた。小樽を皮切りに萬鉄五郎記念美術館(岩手県花巻市)、天童市美術館(山形県)、足利市立美術館(栃木県)を巡回する。巡回する4ヵ所の美術館と瀧口修造展実行委員会が主催する。

 瀧口の小樽時代を検証し、シュルレアリストとしての新たな側面を探った。瀧口と接点のある著名な作家の74の美術作品が一堂に会し、専門家からは大変高い評価を受けている。またとない貴重な機会に、多くの人に来場してもらいたいと関係者は呼び掛けている。

takiguchisyuzo2.jpg 瀧口修造(1903-1979)は、富山県に生まれ、生家は代々医者。父は小学6年の時に、青年期に母も亡くなる。中学時代に短歌を詠み、石川啄木や斉藤茂吉の影響を受けた。文学の道を選び、慶応義塾大学へ入学。関東大震災で被災し、姉を頼り1年半小樽に住む。文房具兼手芸材料店「島屋」を共同開店したが、修造は、姉の忠告で大学に戻る。フランスやアメリカでの新しい美術の運動「シュルレアリスム」の芸術運動が心の支えとなる。同大の西脇順三郎のもとで、「シュルレアリスム」の詩を書き始め、美術批判の道へ入る。「ミロ」や「ダリ」の書籍をいち早く出版。日本における「シュルレアリスム」の紹介者として歴史的な存在となり、現代美術に大きな影響を与えた。

 シュルレアリスムとは、日本語で超現実主義。普段見る現実とは小さな世界で、それは超現実の一部でしかなく、外側に広がる「超現実」がある。今まで見られなかった現実が姿を現し見えてくる。

 同展覧会の会場は、小樽美術館2階企画展示室、市立小樽文学館展示室に、「第1章 瀧口修造のヨーロッパの旅1958年」「第2章瀧口修造の西洋美術」「第3章 瀧口修造シュルレアリスム」「第4章 瀧口修造戦後の美術」の4つの構成で展示している。

 瀧口が詩から西洋美術へと移す中で、関わりのあった「アンドレ・ブルトン」「サルバドール・ダリ」「パウル・クレー」「パブロ・ピカソ」「ジョアン・ミロ」「ルネ・マグリット」などの著名な作家の作品を一堂に展示している。作品と一緒に作家の説明と瀧口が作家について書いた文章を抜粋して展示している。

takiguchisyuzo3.jpg 同文学館では、瀧口の作品を中心に、自筆の原稿や、「近代藝術」「幻想画家論」などの著書はじめ、書く内容を一切用意せずに、筆の動くままに書く「自動筆記」や紙に絵の具を塗り、2つに折り別な紙を押しつけはがす時に生まれる形に注目した手法「デカルコマニー」など、シュルレアリスムの技法を使った作品を展示。1958年にヨーロッパ旅行で瀧口が撮影した写真も展示している。

 姉を頼りに来た小樽(1923-1924)で、姉と弟の3人の共同出資で、花園女学校前に文房具兼手芸材料展を開いている。その後、1988年まで営業していたことが調査で分かる。島屋の当主島常雄氏が見た写真の記憶から、店主みさと従業員の女性達を書いた絵も展示。話を聞いたイメージから「島屋」を会場に再現している。

 1927年蘭島海岸で「シュルレアリスム」本来の「超現実」の理解を体験したとも言われる。様々な活動へ踏み出す影響を及ぼしたゆかりの地小樽がこの展覧会のスタートとなった。

 平成25年公立美術館巡回展支援事業「詩人と美術 瀧口修造シュルレアリスム展」
 市立小樽美術館2階企画展示室、市立小樽文学館展示室(色内1−9−5)
 6月30日(日)までの9:30~17:00(入館は16:30まで)月曜日休館
 美術館・文学館の共通観覧料:一般1,000円(800円)、高校生及び市内高齢者500円(400円)、中学生以下無料、( )内は20名以上の団体料金

 市立小樽美術館
 市立小樽美術館〜開催中の展覧会
 KANCHOの部屋〜瀧口修造展
 市立小樽文学館

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