タンクローリー車のパレード!危険物安全週間


kikenbutsu1.jpg 小樽市消防本部では、2013(平成25)年度の「危険物安全週間」(6月2日~8日)に合わせ、6月3日(月)、「危険物安全週間」車両パレードを実施。
 消防車両の指揮車3号と査察1号車、タンクローリー車5台の7台が約50mの列となり、市内での広報パレードを行なった。
 危険物安全週間は、平成2年1月19日に制定。以来毎年6月の第2週目の日~土曜日の7日間とし、危険物の保安及び適切な取扱いを市民に周知啓発することが目的。「あなたこそ 無事故を担う 司令塔」を今年度の標語にしている。
 11:00から同庁舎前で出発式を開催。小樽危険物安全協会・荒田一正会長とその他役員、各危険物油槽所代表者、小樽市消防本部職員らが出席して行なわれた。
 消防本部飯田敬次長は、「本市でも流失事故が発生しているが、多くは一般家庭の灯油タンク劣化が原因となっている。灯油の配送などに灯油臭や油しみなどがあった際には、状況の確認や事故防止措置などの対応をよろしくお願いしたい。本日のパレードでは、市民の皆さんに危険物の取扱いに関する安全意識の啓発を図り、危険物安全協会の皆さんが日頃から事故の防止に取り組む姿を強くアピールしていただきたい。消防本部としても危険物事故を想定した訓練や危険物施設への立ち入り検査、消防車両による巡回広報などを実施し、危険物事故の防止を市民へ周知していきたい」と述べた。
kikenbutsu2.jpg 荒田会長は、「年に1度の安全週間でのパトロールとなり、台数は少ないが、危険物について皆さんへ周知できればと思う。東日本大震災で灯油の需要が増え、暖房器具は、電気を使わない電池で着火するタイプの物が大切だとの話があり、私達が扱う灯油は、大切だと言える。ポスターにあるように『あなたこそ 無事故を担う 司令塔』と、タンクローリー車をアピールするには良い機会だと思う。事故のないように参加したい」と挨拶した。
 アヅマ石油荷役サービス株式会社小樽営業所の根本尊裕さんによる出発報告が行われた。
 参加したタンクローリー車は、小樽危険物安全協会加入の株式会社荒田商会・株式会社樽石、河辺石油株式会社、アヅマ石油荷役サービス株式会社小樽営業所・六光石油株式会社の5台。先頭に査察車、最後尾に広報車がパレードに参加した。
 パレード車両は、本部前を出発し、ホーマック手宮前を右折、色内川下、稲北交差点、産業会館前、花園十字街、朝里十字街、桜ロータリーへ、再び、消防本部へ戻る約2時間で行なわれた。
 安全週間に合わせて、6月4日(火)15:00から、市民消防防災研修センター(天神2)で、「危険物施設火災防御訓練」が行われる。また、期間中は、市内の危険物を扱っている事業所(ガソリンスタンドなど)の点検を行う予定となっている。