手宮鎮守稲荷神社がステージ "夜桜ライブ"

 生憎の雨が降りしきる中、桜の名所で知られる手宮公園に隣接する手宮鎮守・小樽稲荷神社(末広町・木村文彦宮司)の境内をステージに、「第7回夜桜ライブ2013」が、5月11日(土)・12日(日)2日間の日程で始まった。
 嶋影良彌実・同イベント行委員長は、「台風で桜の木が倒れてしまい、少しでも桜を植えようと同神社の境内に50本の桜を第1回の開催時に植樹した。一昨年は震災へのチャリティーを兼ねて開催。小樽手宮地区の活性化のために、仲間達が集い、力を合わせて手作りのお祭りを開いている」と挨拶。
yozakuralive1.jpg 初日の11日は、雨が降りしきる中、スタッフは雨に濡れながら、社殿前や境内にテントを設置。14:00から社殿前で、篝火をバックに住吉神社怜人会による雅楽演奏で祭りが開幕した。
 笙(しょう)や篳篥(ひちりき)、笛、琵琶(びわ)など、それぞれの音を重ね、世界最古の合奏音楽が手宮の地に響いた。ライブの司会を務める佐々木智子さんが中心となり、地元や札幌などから30組のアーティストがライブを披露。ピアノの弾き語りもあり、個性豊かな出演者が祭りを彩った。
 鳥居前には、生ビール、ジュース各種、焼肉、焼きそば、祝津産のホタテやフランクフルトの屋台を設置。今年からジンギスカン・焼野菜セットを800円で提供し、境内でバーベキューが楽しめる。
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 11日のみ、子ども縁日や昔遊びコーナー、札幌を中心に各地で実演制作を行うアクセサリーパフォーマー・チュウゲンさんのビーズと針金で即興で指輪を作ってくれるコーナーを開店。
 チュウゲンさんは、「アクセサリーを作って14年になる。境内で音楽を楽しみながら参加している。このお祭りはアットホームな雰囲気で開催され、毎年参加したくなる」と話した。
 2日目の12日(日)は11:00から19:00まで、潮太鼓で始まり、13組のアーティストが出演。大道芸人やネイリストなども参加し、祭りを盛り上げる予定となっている。何とか雨が上がってくれればと関係者を悩ませていた。