人形劇サークル"ぐうちょきぱあ"公演 親子が楽しむ


gutyokipa1.jpg 2013年・第55回「こどもの読書週間」が、4月23日から5月12日まで「「たくさん読んで大きくなあれ」を標語に開かれている中、市立小樽図書館(花園5)では、読書週間に合わせ、毎年恒例のおたる子ども人形劇サークル「ぐうちょきぱあ」(髙多恵子代表)の8名による人形劇が、5月6日(月)14:00から2階視聴覚室で開かれ、雨の降る中、親子連れ60名がGWの最終日を楽しんだ。
 プログラムは、子ども達に馴染みのある「おおきなかぶ」と「3匹のこぶた」の2本立てで開催。「大きなかぶ」では、人形達が次々に登場し、大きなかぶを力いっぱいに抜いた。「3びきのこぶた」では、3匹のこぶたがレンガの家に逃げ、意地悪なオオカミが煙突から侵入するも、熱くて逃げて行ったところで、子ども達もほっとし、大きな拍手が会場から沸き起こった。子どもも大人もそれぞれの人形の巧みな動きに見入った。キーボードの生演奏が、物語のシーンに合ったメロディーや効果音を奏で、臨場感を生み出していた。
gutyokipa2.jpg 同サークルは、1991年から毎月第2水曜日に図書館でお話の会を開き、20年にわたり絵本や紙芝居の読み聞かせなどの活動を継続している。それらが評価され、昨年(2012年)、北海道読書推進運動協議会主催の優良読書グループ北海道表彰を受賞。今回の公演に向けては、今年に入り、週1度の練習を重ね準備をしてきた。
 髙代表は、「今日の物語はキャストが代わっているが、何度か上演している。子ども達の反応も良かった。舞台で使われているものはすべて手作りで、小道具などリサイクルして使っている。大きなかぶは、雨傘の骨を使い工夫して作った」と話した。
 表情豊かな動きのオオカミ役の安達久美子さんは、「オオカミを恐そうな顔に手作りした。他にも3体ほどあり、物語に合わせ使い分けている。オオカミ役は体力を使う」と笑顔で話した。
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 市内保育園に通う4歳の男の子と小学1年生の女の子は、「楽しかった」と話し、母親は、「今日の2本の話は、保育園の劇で演じたことがあったので、子ども達が話しの内容を知っていて楽しみに見に来た。保育園での読み聞かせなど、最近、物語に興味を持ち始めたようだ。子どもと一緒に楽しんだ」と満足した様子だった。
 新館オープン30周年記念講演会「小樽まち歩きのすすめ」を、まち文化研究所主宰・塚田敏信氏を講師に、5月12日(日)14:00~15:30、同館2階視聴覚室で開催を予定。
 申込は、電話(0134-22-7726)又は、同館カウンターで受付している。定員50名・入場無料。