年に1度の発表の場 『白水会水彩画展』


hakusuikai1.jpg 年に1度の絵画展へ心を込めて描いた39点の作品が会場を彩る「第2回白水会水彩画展」が、4月17日(水)から21日(日)までの5日間の日程で、市立美術館(色内1)1階市民ギャラリーで始まり、60〜80歳代の女性会員13名の個性光る6〜50号の水彩画を展示し、多くの市民が訪れている。
 同会は、以前、「彩の会」と「白水会」の合同で展示会を24年間開催していたが、2年前に解散し、「白水会水彩画展」として新たにスタートを切り、今年で2回目となる。白水会の会名は、以前講師を務めていた白江正夫氏の水彩画教室で、白い画用紙に自分の描きたいと思うものを、水彩画で表現する、白い画用紙の「白」や水彩画の「水」、教室も水曜日ということで名付けられた。現在も月2回生涯学習プラザに集まり、白江講師の教えを基に、勉強会を開いている。
 年に1度の唯一の発表の場となる作品展なので、教室での作品とは別に、それぞれが出展したいもの、描きたいものを心を込めて描いた作品ばかりを出展。そのため会員同士も、初めて目にする作品で、今年はどんな作品を出展するのかお互い楽しみにしているという。
hakusuikai2.jpg 1人3作品ずつ出展し、会員ぞれぞれに個性が感じられ、お互いに染まることなく、独自の個性を活かして描いている。待ち遠しい春の風景や見覚えのある小樽の町のひとこま、特徴をとらえた人物や紫陽花や胡蝶蘭などの花々、秋をイメージするとうきびとほおずきと、それぞれの作者が得意なものを題材に描いている。大きめのサイズが多く、広々とした会場に映える。
 会員の守屋寿子さんは「この日のために一生懸命描いた作品展。みんな個性的で、1年に1度の貴重な発表の機会なので是非、多くの方々に見ていただければ嬉しく思う」と話した。
 60代の市内女性は、「お友達の絵を見に来た。水彩画なのかなと思うものもあり、よくここまで描いたと関心する作品が多い」と感想を話した。
 第2回白水会水彩画展 市立美術館1階市民ギャラリー
 4月17日(水)~21日(日)10:00~17:00