「韓国民族芸術団"クンドゥル"」小樽公演 代表が表敬訪問


kundo~uru.jpg 韓国民族芸術団「クンドゥル」の小樽初公演が、3月31日(日)に開催される。それに伴い29日(金)11:30から小樽市役所(花園2)市長応接室で、韓国民族芸術団クンドゥル文化センター全珉奎(チョン・ミンギュ 48)代表と秘書・通訳の3名が、中松市長を表敬訪問した。
 「クンドゥル」小樽公演実行員会・林正大会長や坂本吉典事務局長、日韓友好親善協会副会長らが出席し和やかに進められた。
 韓国民族芸術団「クンドゥル」は、韓国の慶尚南道にある晋州(チンジュ)を拠点に活動する韓国を代表する文化芸術団体で、1984(昭和60)年に韓国の民族伝統文化芸術を蘇えさせようと結成した。チョン代表は24歳から代表を務め、新しい体制を作り、文化芸術活動を通じて、祖国統一、平和で平等な社会、美しく生きがいと楽しみを感じられる社会を作ることを目的としている。
 現在、他の職業を持たない団員は33名で民間団体では多い。歴史、統一、環境、庶民など様々なテーマで開催し、脚本、演出、衣装、道具、音楽など自分達で賄っている。マダン劇公演は、年間120回くらい開催している。
kundo~uru1.jpg 今回の公演は、公演チーム18名が来日。1部の「プンムルノリ(農楽)」は、朝鮮に古くから伝わる伝統芸能で、農民、農村の踊りを伴う音楽や、朝鮮の伝統民族芸能で19世紀に人気あった歌と打楽器の演奏「パンソリ」。2部マダン劇「順風に帆をかけて」は、今までに140回、日本語では35回公演を行っている。
 林実行委員長は、「心から歓迎を申し上げる。韓国と日本の歴史は古く、漢字を通して日本の文化が出来上がった。そういう意味でも文化と芸術には国境はないと思い感激している。市民も期待している」と挨拶。
 チョン代表は、「一生のうち1度は小樽へ来たいと思っていた。今回は日本公演3回目となる。団員達は、公演と観光に期待している」と話し、中松市長は「韓国は何度か行っていて大好きな国で、仲良くしていただきたい。公務があり公演を見ることは残念ながらできない。ラブレターという映画は、ここでロケがあった。2月14日から韓国で再放送と聞いている。日本と韓国、そして小樽とこれから交流を深めていきたい」と挨拶した。
 同芸術団一行は3月9日に来日し、佐賀県ほか10回の公演を予定。札幌にいる団員は、明日小樽へ移動、オルゴール館やガラス工場の見学予定している。
 市長は小樽での美味しい食べ物を勧め、雪あかりの道でのボランティアの話など、終始和やかな雰囲気で歓談が続いた。
 「韓国民族芸術団”クンドゥル”」小樽公演
 3月31日(日)開場13:30、開演14:00 小樽市民会館