北照高のベスト8!「テレビ応援会」で声援

 第85回選抜高校野球大会第8日目の3月29日(金)、北照高校野球部の第2回戦目が9:00より甲子園球場で行われ、尚志館(鹿児島)と対戦し、6-3で尚志館を下した。大串投手の多彩な変化球攻めで、11三振を奪う力投、7安打3失点、前回に続き完投した。
 北照高校では、前回25日の試合に続き校舎2階の視聴覚室で、「テレビ応援会」を開催し、市民や小樽リトルシニア選手や初戦を甲子園で応援していた新2年生と3年生・24名も会場に詰めかけ、約50人が熱のこもった応援をしながらテレビ中継に釘付けとなった。点数が入ったり、ナイスプレイごとにステックバルーンを鳴らし声援を送っていた。
0329hokusyo.jpg 大串投手は、初球からカーブを積極的に投球。初回裏では富田の痛烈な打球で一気に4点を先制、4回にも吉田のタイムリー二塁打で追加点し、安定感のあるバティックが続いた。
 北照ムードに押され気味だった尚志館は、中盤以降6回・7回とチャンスを活かして加点し反撃に出た。7回裏には北照が加点し、8回表、4点を追う尚志館、1アウト、1塁・3塁で1点加点した。6回からは尚志館が除々に調子を上げ3点加点したものの、9回表三者凡退で10:41分に試合終了となった。尚志館は、初回の4点が重く響き、後半反撃するが及ばなかった。
 テレビ応援会で熱い応援をしていた同校3年野球部員の母親の新山靖子さんは、「勝ってとても嬉しい。テンポが良く試合が運び、みんな負けない雰囲気があった。凛々しい姿のピッチングだった。ここまで来たら勝ち続け、できれば優勝旗を小樽へ持って来てもらいたい」と喜びを語った。
 同校・田中基裕教頭は「試合展開が前回よりハラハラしたが、選手は落ち着いた顔つきだった。大串投手の持ち味を活かしている。初回4点を取り調子が良かった。ぜひ、上のステージへ上り詰めてもらいたい」と話した。
 北照高校は、第82回に8強経験があり、3年ぶりのタイ記録となった。次の試合はベスト4をかけ、浦和学院(埼玉)と準々決勝戦を、3月31日(日)13:30から行う予定。