『オタモイ遊園地』開園当初の貴重な映像 博物館に寄贈 (2013/03/27)

 龍宮城をイメージする広大なリゾート地として知られた「オタモイ遊園地」の、開園当初を撮影した8ミリフィルムをDVDに複製した貴重な映像が、小樽市総合博物館(色内2)運河館に寄贈された。

 寄贈資料は、当時、札幌狸小路で商店を経営していた菱昌七氏が、開園当初(昭和11年頃)のオタモイ遊園地での家族旅行を記録したもので、10分47秒間に渡る映像が残されていた。撮影者の親族により、今年2月末に同館へ寄贈された。

 その映像には、同遊園地内で大勢の人が行き交う様子や、当時の龍宮閣の外観、龍宮閣の中から海岸を背景に子ども達を写した映像もあり、龍宮閣の建物の中からの映像は大変貴重。

 海水浴場は大勢の人で賑わい、遊園地での遊具(シーソー、ブランコ、木馬、滑り台)で遊ぶ姿や白蛇弁天堂の様子などが鮮明な映像で残され、歴史を研究する同館にとって希少な資料となり、関係者を喜ばせている。

 同遊園地は、小樽で料亭を経営していた加藤秋太郎氏によって、昭和8年に着工、昭和10年に完成した。広大な敷地内には、食堂、料亭、演芸場、海水浴場などがあり1日数千人が訪れたと言われ、一大リゾート地として賑わっていた。その後、戦争などの影響により行楽を自粛し来園者が減り、5月から11月の営業で冬期間休業し、地すべりや火事による倒壊、老朽化による取り壊しにより閉園となった。

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 海にせり出すように建てられた高級料亭「龍宮閣」は、無くなってからも話題となり、広く知られている。その後は、遊歩道が整備され、海岸から見る景色の素晴らしさに多くの人が訪れ、龍宮閣跡地は、断崖絶壁や海を眺める絶好の展望台となった。現在は、落石の危険で通行止めとなり、当時の姿を遠くから眺めるだけとなっている。

 同館・山本侑奈指導員は、残されているパンフレットから、同施設をまわる一家の足取りをなぞり説明。「かつての小樽の名所としてオタモイ遊園地の貴重な資料を発見でき、歴史の一面が、これから研究していく上で大事な資料になる。この遊園地は無くなってからも人気が高く話題が多い」と話した。

 同館運河館では、オタモイ遊園地の絵葉書や写真などを常設展示している第1展示室で、今回の新着資料を、4月1日から5月6日まで期間限定で紹介する予定となっている。

 問合せ 0134-22-1258 小樽総合博物館運河館

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『オタモイ遊園地』開園当初の貴重な映像寄贈