姉妹都市ソウル江西区代表団 雪あかりで親善交流

 ソウル特別市江西区代表団一行18名が、2月14日(木)から17日(日)の日程で、小樽市を訪問。14日(木)16:00から、小樽市長を表敬訪問した。
 市役所正面玄関前には、中松市長、横田市議会議長ら大勢の職員が旗を振って出迎えた。市長応接室では、小樽日韓友好親善協会の織田恵憲会長や小樽商工会議所・山本秀明会頭らが出席した。
 ソウル特別市江西区代表団は、江西区役所(盧顯松ノ・ヒョンソン江西区庁長)より7名、韓日親善交流協議会(高健相コ・ゴンサン会長)より11名の総勢18名。
Gangseo-gu.jpg 小樽市は、平成22年7月にソウル特別市江西区と姉妹都市を提携。その後、相互に市民使節団が訪問。昨年2月にも雪あかりの路に合わせ使節団77人が来樽し、江西青少年オーケストラ30名と桂岡少年少女合唱団とジョイントコンサートを開催。昨年7月には、青少年交流団が小樽を訪問し、小樽の子ども達と交流を深めている。
 中松市長は「昨年2月に会い、大変印象深い出来事で、こうして皆さんに会え本当にうれしく思う。雪あかりの路は市民の手作りのイベントで、多くの市民がボランティアとして参加し、訪問するお客様を温かく迎えようと取り組んでいる。ボランティアでは、毎年韓国から多くの若者に参加してもらっている。この機会に楽しんでもらいたい。昨年7月には市内の小学校で交流会を行い、韓国の子ども達は、韓国の歌や踊り、テコンドーを披露し、市内の子ども達も大変興味深く貴重な体験をした。青少年の交流は両都市が今後も長く友好関係を続ける上で重要なことである。これまで、野球、サッカー、音楽などの分野で子ども達の交流を行ってきたが、今後も様々な分野で交流を行いながら、友好の歴史を重ねることで両都市の関係を熟成させるものと考える。両都市の友好親善を一層進めてまいりたいと考えている」と挨拶した。
 ノ・ヒョンソン江西区庁長は、「世界で有名な雪あかりの路へご招待いただき、嬉しく思う。両都市が観光、文化などのあらゆる分野で活発な交流を進め、世界へ未来へ飛び立つ両都市になることを期待している。韓国で10月に開かれる大きな祭りに是非来ていただきたい。改めて、小樽雪あかりの路の成功を祈っている」と述べた。
 中松市長から今後の交流事業として、「昨年、小樽で小学生との交流を深め、小樽の子ども達も江西区で交流させてもらいたい」と尋ねると、ノ・ヒョンソン江西区庁長は、「お互い交流したい。大変喜んでいる。8月に5日間くらいを予定している」と答えた。織田会長は、「江西区の子ども達はホームスティをし、別れがたく涙を流していた。日本の子ども達にもホームスティをさせてもらいたい」と話した。
 テーブルにはワックスボールが飾られ、作り方を市長が説明をしたり、交流が終始和やかに進められた。
 一行は、雪あかりの路や一正蒲鉾工場、旧日本郵船株式会社小樽支店、田中酒造亀甲蔵等を見学し、17日(日)に帰国予定となっている。