スノートンネルやオブジェ制作 雪あかりの路手宮会場


yukiakari0202-2.jpg 2月2日(土)は、朝からあいにくの雨模様となり、市内幹線道路には、大きな水たまりができ、小路では雪が溶け、ぐちゃくちゃの道路となる個所が多かった。
 2月8日(金)に開幕する小樽雪あかりの路のメイン会場のひとつとなっている手宮線会場では、北海道建築士会小樽支部制作のスノートンネルや市役所職員有志がオブジェ作りに精を出していた。
 手宮線会場は、駅前中央通りから寿司屋通りまでの約500mの区間。旧日銀小樽支店(金融資料館)の上の鉄道跡地には、毎年、スノートンネルが設置される。
 スノートンネルは、1月30日(水)から着工し、ドーム型の土台や雪が運び込まれ、着々と作業が進められている。この日も、同会メンバー4人と運転手2名が、朝8:00から作業を開始した。毎年設置される幅18mのスノートンネルは、土台を雪で被ったトンネルの線路伝いにアイスキャンドルが灯され、幻想的な灯りを楽しむことができ、多くの観光客や市民が訪れる場所となっている。
yukiakari0202-1.jpg 雨が降る中での作業について同会の1人は、「水を撒きながらの作業なので、そんなに影響はない。雨で雪が解けてしまって使える雪が少なくなるのは困る」と話した。完成には、あと3~4日かかるそうだ。
 同会場の中央通り寄りの位置には、小樽市役所職員有志20名が、オブジェ作りに励んでいた。10:00から開始し、今日中に完成を予定して行われていた。毎年、違ったデザインを考え、雪あかりの灯りをいかに効果的に見せるオブジェにするか思考を凝らし制作しているという。
 「さらさらな雪の方が付きにくいので、雨が降り雪が付きやすくなった。今後、冷えて固まると良い。近年、若手職員が多く参加し、手際良く作業が進められている」と、同職員は話した。他20名の職員は、市役所前でもオブジェ作りを行っている。
 今後、開幕に合わせ、会場作りが急ピッチに進められる。明日は気温も下がり、2日夜の初め頃から暴風雪となるので札幌気象台では警戒をを呼び掛けている。