除夜の鐘、花火、太鼓で新年の幕開け

 小樽の12月31日(月)大晦日
 今年からグランドパーク小樽(築港11)で、カウントダウンパーティが行われた。会場では、カウントを数え終わるとともに、2013年の幕開けを告げる花火が、午前0:00、同ホテル前の海上から約100発、雪の舞う夜空に2分間に渡り打ち上げられた。新春を祝う市民が集まり、夜空に上がる花火とともに、新年を祝った。

newyear.jpg 同時に、市内各寺から除夜の鐘が鳴り響き、新しい年の幕開けを告げていた。龍徳寺(真栄1)と本願寺小樽別院(若竹1)では、12月31日(月)23:50から除夜の鐘をつき始めた。
 量徳寺(入船1)は、新年が開ける少し前の23:55から鐘をつき始め、大勢の檀家や市民が訪れていた。住職のアイディアで、鐘をついた証明書が配られた。その中に数枚金色のカードがあり、それに当たると粗品がもらえる特典付き。また、鐘は108つだが、ここでは、来た人全てが鐘をつくことができる。訪れた市民は、温かい汁粉や甘酒で凍えた体を温めていた。

 市内の渡辺さんは、家族で鐘をつくために同寺を訪れ、23:00から並んで整理券を受け取っていた。4人中2人に金色のカードが出て、水晶のブレスレットをもらい、「嬉しかった。みんなの健康を願って鐘をついた。ここ数年は毎年来ている」と笑顔で話していた。
 浄応寺(石山町5)、正法寺(緑2)、天上寺(入船4)、妙国寺(入船2)は、午前0:00ちょうどからで、市内各地に鐘の音が鳴り響き、ゆく年を反省し、煩悩を取り除いて、清浄な心身で新年を迎えた。
 小樽の2013年1月1日

 除夜の鐘が鳴り響く中、市内神社では、市民たちが初詣に訪れた。小樽総鎮守・住吉神社(住ノ江2)では、雪積もる階段をゆっくりと本殿へ向かう人の波が出来ていた。太鼓の音が響く中、本殿では、賽銭を入れて両手を合わせ、新年の平安を祈願した。お守りを買い求める人やおみくじを引く人の列が続き、今年の運勢を占っていた。若者達は仲間同士で初詣に訪れ、その後、花園へ繰り出すと話していた。
 除夜の鐘、花火、太鼓の音とともに、小樽の2013年の幕が開けた。