"堂堂展Vol.21"と"I LOVE OTARUポスター展"


doudouten2.jpg 小樽写真研究会(浅賀正生代表)が主催する「堂堂展 Vol.21 」が、11月20日(火)〜25日(日)10:00〜18:00、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2と多目的ホールで開かれている。
 堂堂展の名には「上手いも下手も抜きにして、初心者もプロも堂々と」という意味が込められている。小樽写真研究会は、月1度例会を開いており、今回は、プロカメラマンや愛好家9名の会員が、その実力を発揮した290点を展示している。
 7回目の企画展「Deep」は、今回は”稲穂”がテーマ。作品を見た人に「ここはどこなんだろう」と興味・関心を持たせたコーナーとなっている。
 他はテーマを決めずに自由に写した作品を個性的に展示。デジタルカメラが多い中、ここでの写真展では、モノクロ写真が目立つ。フィルム写真を自分で現像している会員が多い。
 浅賀代表は「会が発足した頃、モノクロ写真が主流だった。会員たちはモノクロ好きが多い。現像して引き伸ばす全部の工程を自分で行い、機械任せにしない。長年培った経験や勘により、自分の出したいモノクロ写真を作ることができ、それぞれの違いが分かる」と話す。
doudouten1.jpg 入会して6年目の佐藤通晃さんは、小樽生まれの小樽育ち。中学生から写真を撮り写歴は長い。”風に吹かれて小樽”と題して、1973年の12月の小樽の町の様子をモノクロで10点出展。当時は22歳、今は無き「豊楽荘」や道行く人も着物姿、懐かしい風景が並ぶ。佐藤さんは「綺麗な風景ではなく生活に密着した場所を撮ることによって、昔を懐かしく思い出させる。写真は素敵だと思う」と話した。
 市内60歳代の女性は「皆さん素晴らしいと思う。それぞれの方の視点、想いが作品となって現れている。作風がそれぞれ違い、写真を見て、作者はこんなところが好きなんだろうかと感じさせる」と感想を話した。
 同会の写真造形家・澤田千香子さんは、「I LOVE OTARU ポスター展」を市民ギャラリーで開催中。
posterten2.jpg 澤田さんが思う”かわいく”・”切ない”・”おしゃれ”・”キッチュ”な小樽市内の場所で撮影した。時には素人がモデルとして登場したり、観光ポスターに加工した作品31点を展示し、初めての開催となる。
 ポスターには、文章や言葉を入れ、「文章、言葉が好きで、写真を撮って言葉がひらめいたり、文字をアートとして表現している。写真と文字は対等である」と澤田さんは話す。雑誌テイストの自分のブログに載せようと1月号、2月号に載せた3年以内の作品と、今回のポスター展のために15点を作成した。写真を使って立体的な物を作ったり、写真をスキャナーにかけスキャンド・フォトを作ったり、写真から何かを作る「写真造形家」を名乗る。
posterten1.jpg 和光荘をバックに、「アノコを捜した 卒アルの中へ」との文章。澤田さんは潮陵高校の卒業で、卒業生は皆、卒業アルバムのために、和光荘をバックに写すため、知る人ぞ知る文章の内容。近所の銭湯や、知り合いの飴屋さん、市内の踏み切りで、どうしても夕焼けと電車を組み合わせて撮りたくて、何度も通い夕焼けと電車を待って写した写真など、それぞれに思い出深い作品。
 「小樽ブランドを見つけて常連になる楽しみ方もある。『My Favorite OTARU』、私はこんな風に楽しんでいる。観光地というより、身近な所にあるものが楽しい」と話していた。
 「堂堂展Vol.21」と「I LOVE OTARU ポスター展」
 11月20日(火)~25日(日)10:00~18:00(最終日〜17:00)
 市立小樽美術館1階市民ギャラリー・入場無料