一度に5名の女性会員が受伝 向井流水法伝書授与式 (2012/11/05)

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 平成24年度向井流水法伝書授与式が、11月3日(土)文化の日の14:00から、水天宮(相生町3 )神殿で、受伝者5名を含む関係者24名が出席、厳かに儀式が執り行われた。

 向井流水法は、日本泳法の中のひとつの流派で、大正5年、向井流宗家直属師範・岩本忠次郎氏が、小樽水泳講習会の講師として来樽し、多くの門弟たちを育てた。それを受け継ぎ、小樽に向井流が根付いてきた。平成3年には、「小樽市無形文化財」に指定された。
 泳ぎの特徴は、もともと戦闘用で、素朴で無駄な力を省き、力の消耗を抑えた地味なもの。目標物から目を離さない。素早く状況の変化に応じられる体位が重要とされる。平成7年には、小樽に伝えられて100年となり、臨海公園に「水心一如」の石碑が建てられた。

mukairyu1.jpg 授与式では、駒木章宮司が祝詞を奏上し、同会・川端信義会長らが玉串奉奠を行い、受伝者が続いた。

 今回の受伝者は、人之巻に大高尚子さん(札幌)・斉藤美樹さん(札幌)・末永和絵さん(札幌)・水野信子さん(札幌)と人位別巻の大島純子さん(帯広)の5名。

 向井流水法の免許・資格は、人之巻・人位別巻(教師)、地之巻・地位別巻一(準師範代)、地位別巻二(師範代)、天之巻(師範)となっている。

 受伝者は、小樽の地に長年通い、修練を重ねた努力により、札幌の会員が増え、札幌平岸プールで30名、帯広支部では50余人、小樽では30名が修練を積んでいる。

 受伝者を代表して大島さんが、「その栄光に浴し、感激すると共に、責任の重さに身の引き締まる思いがする。私達は、未だに心技とともに未熟である。これからも伝統を守り、游法の技を練り心法を修め、後継者を育成し、向井流水法の発展と小樽指定無形文化財の継承に努める所存です」と誓詞を述べた。

mukairyu2.jpg 川端会長は、「長年にわたる心技の修練と流儀の普及に努めた功績により受伝し、敬意を表するとともに、喜びとする。向井流は泳ぎの技だけでなく、人生を正しく生きるための教えが多く示されている。人生には、多くの苦難や障害が待ち受けているが、さらさらと流れる水のように困難を乗り越えて進みたいもの。向井流の修練を重ねると共に、水心一如の境地に達するように修練に努め、心に余裕を持った豊かな人生を歩むよう心がけてもらいたい。水に親しみ水に学んで、より豊かな人生を歩んでもらいたい」と訓示を述べた。

 大島さんは受伝の喜びを、「水泳を始めて30年。向井流は20年が経ち、人之巻は、10年前に受伝し、それから10年が経ち、人位別巻を頂いた。じんと来て、改めて精進し、練習に励みたい。向井流水法は、スピードを競う泳ぎではなく、競泳には競泳の良さがあり、両方に良さがある。日々励み、頂けるところまで、上を目指したいと思う」と話した。

 一度に5名の女性が受伝されるのは珍しく、「今後、女性の会員がさらに増え、向井流を広げていってもらいたい」と関係者は話した。

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