児童買春容疑で市職員逮捕 不祥事続発で大揺れの小樽市役所



 小樽市役所(中松義治市長・花園)の市議会(横田久俊議長)事務局の議事係長が、10月17日(水)、児童買春の容疑で警察に逮捕されていたことが分かった。
 中松市長と横田議長が、17日17:00から、並んで記者会見を開き、逮捕されていた事実を認めるとともに、「市民に大変申し訳ない」と陳謝した。
otaruscandal1017.jpg 市長は「本日、私ども小樽市の議会事務局の40代の係長が、児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律に違反したという容疑で逮捕されたというわけでございます。現時点で分かっていることは、本年、4月19日、札幌市内のホテルで、現金を渡す約束をして、18歳未満の女子といかがわしい行為を行ったということです。職員の不祥事等が相次ぐ中、公務員倫理の確立に向けて、これまで様々な取組みを進めてきたところでありますが、法を遵守するべき公務員が、このような容疑で逮捕されたことは誠に遺憾であり、市民の皆様の信頼を損ねる結果となったことに対し、深くお詫び申し上げたいと思います。当該職員につきましては、事実関係を確認した上で、厳正に対処したいと考えており、今後、このような事件が再び発生することがないよう職員への指導を徹底するとともに、一層の公務員倫理の確立に努め、市民の皆様の信頼回復に努めてまいりたいと思っております。大変申し訳ございませんでした」と、頭を下げて陳謝した。
 児童買春容疑で逮捕されたのは、市議会事務局の佐藤誠・議事係長(40)。警察の調べでは、同容疑者は、札幌市白石区のホテルで、16歳の無職の少女に35,000円を支払う約束で、いかがわしい行為に及んだという。この少女に別件で事情を聞いていた中で、同容疑者との関わりが明らかになり逮捕された。同容疑者は「少女が18歳未満だとは知らなかった」と容疑を否認している模様だ。
 小樽市ではこれまで、現職の部長・次長、市職員組合執行委員長から一般職員まで、幅広く逮捕されるという、不祥事続発の実績を誇っており、市民は「一体全体、市役所は何をやっているのか。開いた口がふさがらない」と、あきれるばかりだ。
 小樽市議会は、このご時勢になっても、相変わらず、午後1時開会の「昼から議会」となっており、この緊張感のない職場環境が、今回の事件の背景に横たわっているのではないか、と指摘する市民も多い。
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