"道写協写真コンテスト'12" 入賞作品21点展示


dousyakyou2.jpg 北海道写真協会小樽支部(川原静雄会長)が主催する「道写協写真コンテスト’12」入賞作品展が、10月10日(水)まで、北海道新聞小樽支社(稲穂2)1階オアシスで開かれている。
 市内や市内近郊で、これぞ!という自信作を募集したところ、23名の112点(カラー101点・モノクロ11点)の応募があり、9月7日(金)に、応募者が見守る中、道展審査会員による厳選なる審査の結果、同コンテスト最高賞「推薦」には、市内在住の同写協小樽支部幹事長でもある高橋省三さんの作品「大道芸」が選ばれた。「特選」には、嵯峨秋雄さんの作品「光芒」と成沢克郎さんの作品「仮面の女性」が選ばれ、準特選3名、入選15名の計21点の力作の写真が展示されている。
 推薦を受賞した高橋さんは、同コンテストの上位入賞常連者でもあり、同会での昨年度の年度賞を受賞。道展でも入選経験が多数ある実力の持ち主。この受賞作品は、今年の潮まつり花火大会の日、北海製罐の建物に人物のオブジェがあり、それをバックに、散策路で行われた大道芸を見物している親子をセンス良く取り入れ、「絶妙のタイミングで捉えた素晴らしい作品」と、川原会長は絶賛した。
takahashisyozo.jpg 高橋さんは「これまで何度か推薦を頂いているが、今回が一番嬉しい。それは、特に狙っていたそのものが推薦となったこと。撮影した時も、これは良いと思ってかなりたくさん写し、シャッタースピード、フレーミング、ぶれ具合など、いろいろ変えながら30分程の間に40枚ほど撮影した。その中から選んで出したもので、これはいけると思った。その思いが見事的中したので特に嬉しかった。本当は潮まつりの花火大会の撮影に行ったので三脚も持っていたし、そんな状況の中で出会ったのが幸い。じっくり考える時間はあるし、バックの処理、フレーミングなどいろいろできた。やはり出会いの運というのはあるかと思う。普段三脚は予定が無いと持って行かないのに、たまたま花火のために持っていたし、そういう運、というのも良かったかと思う」と喜びを語った。
 
 会場では、祭りの少女や猫ののんびりとした表情を捉えた作品、桜咲く季節でのSLなど、どれもレベルの高い作品が展示されている。
 10月11日(木)から24日(水)まで、小樽市立図書館(花園)2階ギャラリーでも展示される予定。なお、同会では、楽しく写真を趣味とする仲間を募集している。詳しくは、0134-23-3171事務局まで。
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