「小樽市合同墓」完成 10/1から受付け

goudoubo1.jpg 小樽市で最大の市営中央墓地(緑5・4,400区画)に、このほど「小樽市合同墓」が完成し、10月1日から受付けを開始することになったと、9月25日(火)に開かれた定例市長記者会見で、中松義治市長が明らかにした。
 合同墓の規模は、2m×3m、70㎡のコンクリートボックスで、3,000体を埋葬できる。670万円の工事費で、10月に完成し、1日から受付けを開始し、10月末から納骨ができるとしている。
 目的は、少子高齢化や核家族化などにより、墓の継承が出来ない人や身寄りがない人、経済的に墓を建立することができない人、骨を自宅で保管するなど納骨が困難な状況にある人たちが使用する施設としている。中松市長は「これまで市民から多くの要望が寄せられていたので、眺めの良い所に建設することにした」と話した。
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 使用料は、一体当り5,000円で、使用申込者は、 ①市に居住し、埋蔵する焼骨を持つ者 、②市に居住したことがある故人の焼骨を、合同墓に埋蔵する者、③現に市の一般墓地の使用者で、そこに埋蔵されている焼骨を合同墓に改葬し、この一般墓地を返還する者としている。
 合同墓は、道内では、札幌にあるのみで、小樽は2番目となるという(戸籍住民課)。一体一体の骨壷での納骨ではなく、他人の骨と一緒に撒き入れるため、一度納骨したら、骨を戻すことは出来ないことに注意が肝要だ。
 なお、詳細は、広報おたる10月号に掲載される。