不思議な昆虫『シラキトビナナフシ』 小樽市内で初確認! (2012/09/21)

nanafushi1.jpg 不思議な昆虫「シラキトビナナフシ」が、市内赤岩・オタモイ地区で、小樽市総合博物館(手宮1)の学芸員により、その生息が初確認された。

 同館では、1991年から昆虫の調査を行い、2010年からは市内赤岩・オタモイ地区での昆虫の調査事業を実施している。同館山本亜生学芸員が中心となり、ボランティアの協力のもと、生息している昆虫のリスト作りを行っている。

 今回確認した「シラキトビナナフシ」は、今年の6月の調査中に、生まれたばかりの幼虫を発見。ナナフシの一種ということだけで、幼虫で名前が不明なため、それを確認するために同館で飼育したところ、成虫となり「シラキトビナナフシ」であることが判明した。体長約45mmの大型の昆虫で、ミズナラの葉を食べている。ナナフシ目というグループに属し、日本には数種類生息している。熱帯を中心に分布し、渡島半島南端部と胆振地方東部、空知地方南部でわずかに見つかっている。小樽では初めての確認で、北海道のナナフシの採集例は極めて少なく、分布や生態に不明な点が多いという。

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 山本学芸員が、その後も調査を続けると、多い日には10個体見つけ、20個体以上採集した。同館運河館では、現在2個体を飼育中で、約300個産卵した。

 「この時期に卵を産み一生を終え、卵は来年6月に孵化する。この昆虫は不思議な生き物で、メスのみの単為生殖(メスだけで繁殖を行う)である」と説明した。また、「『オオムラサキ』のケースと同じように、暖かかった時代にナナフシが広く分布し、寒くなり、条件の良い所へ移り住み、小樽の温暖な気候で残っていた可能性があることや1個体が持ち込まれた可能性もある。1個体だけでは、子孫は弱く数年で消えてしまったとしたら、偶然に持ち込まれたということになる」と話す。

 この昆虫の採集にあたり、山本学芸員は「とても驚いている。今後継続して調査する必要があり、増えていくのか減っていくのか、どうして小樽にいるのかが分ると思う」と話した。今後の調査が注目される。

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