小樽運河クリーンプロジェクト 大そうじに200人集結


otaruclean1.jpg 小樽運河クリーンプロジェクト1000人祭り「第2部〜小樽運河の大そうじ〜」が、9月8日(土)10:00に、第3号埠頭多目的広場(築港5番)に200人が集まり開かれた。
 同プロジェクトは、たった1人で妙見川河口の小樽運河合流域で清掃活動を続けてきた、小樽商科大学OBの湯谷拓朗さん(25)が、大規模な市民運動として行政へ働きかけようと、「小樽運河クリーンプロジェクト1000人祭り」を企画した。第1部は8月4日(土)に、「小樽の運河ワールドカフェ〜若者集え 運河を変えよう!」を企画して、未来を作っていく願いを参加者と共有した。
 今回は、第2部の清掃活動が開かれた。小樽商大マジプロメンバーが中核となり、企画・運営・広報を担当し、この日も約20名が準備をしていた。受付を済ませた参加者は、4つの班に分れ、市から提供されたゴミ袋を手に、一斉に清掃エリアに向い、作業を開始した。
otaruclean2.jpg 青空の下、浅草橋の温度計が29.3℃を示す厳しい残暑の中、汗をかきながらの清掃活動となった。
 東京から5月に移住した渡邊充康さん(32)は「若い人達やこんなに多くの人が清掃活動をしているだけで意味がある。続けて欲しいと思う。意外と市内中心部にはゴミが少なく、探しながらだった。マナーの向上が感じられた。これからもこのような活動があれば参加したい」と感想を話した。
 11:45に集合場所に戻り、閉会式が行われた。8日の祝津花火大会の会場で、商大生と地元住民との露店での焼きホタテの引き換え券が、参加者に配布された。全員で集合写真を撮り、解散した。
 湯谷さんは「小樽運河の大そうじから市民力を感じ、ゴミの清掃を通じて気づいたことがあったはず、それを養っていただきたい。今日の輪を作り、絆を生かしてもらいたい」と話した。
 妙見川河口の小樽運河合流域での湯谷さんの清掃活動は、毎週土曜日5:30から7:00まで、市内の社会人や学生など約20名が参加して、現在も実施されている。
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