さよなら若竹小! 閉校記念の看板&手形アート除幕式



 小樽市立若竹小学校(若竹町22・平井秀昭校長)の 閉校記念看板と手形アートの除幕式が、8月22日(水)10:30から同校校門前で行われた。
 同校は、来年3月末で閉校することとなり、地元の総合建設業有限会社司工業(若竹町25・菊池宏美社長)の善意により、同校校門前に閉校記念看板と児童131名と教職員19名、計150名の手形のプレートを設置した。
tegataart2.jpg 石垣にモルタル下地を塗り、アレルギー材を使用しないよう配慮され、1年生10名は両手、その他は左右どちらか片方の手形160個をプレートにし、防水塗装で仕上げている。閉校記念看板は、基礎工事から司工業従業員4〜5人が交替で作業し作り上げた。「開校87周年 未来へ翔たけ 若竹っ子!平成25年3月31日閉校」と書かれている。
 式は、当初20日を予定していたが、大雨で中止となり、2日後の22日に延期となった。残暑厳しい中、全校児童、学校関係者、司工業関係者、若竹町内会長、保護者らが見守る中、全員の掛け声で、児童会代表委員と若竹小学校閉校記念実行委員会・塚田悦朗委員長(PTA 会長)により除幕され、拍手が沸き起こった。
 平井校長は「閉校が決まり、あと7ヶ月となり、ここへ通う日数は120日。120日目に閉校するけじめとなる日に除幕でき嬉しく思う。みんなの支えが大きな力となり実現し、手形アート、看板の除幕式ができた。閉校後も前を通る時、手形や看板を見て、通ったことを思い出し、何年か後に、自分の手形に手を合わせ、成長を確認できると思う」と話した。
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 同校体育館で、お礼の言葉を持ち撮影した全校児童の写真パネルを、菊地社長へ贈った。菊池社長は「みんなに喜んでもらい、記念品までいただき、うれしく思う。これからいろいろなことを経験すると思うが、頑張ってください」と述べた。
 全校生徒を代表して同校児童運営委員6年生の出村いずみさんは、「目の前にある看板と手形アートは、これから閉校を迎える若竹小学校のみんなにとって、とても素晴らしい思い出深いものとなる。地域の人々に支えられていたことを忘れがちだったが、今日は、地域の皆さんにいつも温かく見守られていることを知った。この道を通るたびに若竹小に通っていたことを思い出させてくれると思う。若竹小に通えたことを嬉しく思う。司工業の皆さん、今日は、本当にありがとうございました」と挨拶した。
 手形の前で記念撮影をする学年もあり、みんなの手形を嬉しそうに眺めている姿が印象的だった。