道内最高レベルの写真道展 巡回展始まる


dotenjunkaiten1.jpg 第59回写真道展・第30回学生写真道展の巡回展が、8月8日(水)から12日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開かれている。主催は北海道写真協会。
 写真道展は、道内における写真コンテストでは最高レベル。入賞・入選を目標にしている写真愛好家も多く、入選・入賞には、会友へのステップとなる点数が加点され、大変励みになるコンテストとして注目されている。
 今年は、3月3日・4日に審査会が開かれ、第1次から第6次まで慎重な審査が、審査員29名により進められ決定された。応募者数514名で、昨年より20名多い。
 会場では、応募総数5,406点の中から入賞・入選作品250点、学生応募総数1,008点中入賞・入選作品60点と、市内の写真道展審査会員4名及び会友5名の9点の作品を全紙サイズで展示し、道展会場を盛り上げている。
 市内での受賞者は、北海道写真協会小樽支部会員6名と会員外4名が入賞・入選を果たしている。
 dotenjunkaiten2.jpg同小樽支部嵯峨秋雄さんは、第1部自由3席、第2部観光・産業入選、第3部ネイチャー入選と3部門全てに選ばれ快挙を成し遂げた。
 第1部自由1席・第59回写真道展大賞・文部科学大臣賞を受賞した札幌市の高谷喜一さん「光輪」は、恵庭のえこりん村で日暈に遭遇し、見事な構図で収めた作品。同会小樽支部会友の太田照二さんは、「角度を探してローアングルで、ワイドレンズを用いて写したと思われる。日暈と暗い建物、女神の像の組み合わせをシンプルに配置し、素晴らしい作品」と話した。
 同会小樽支部会員成澤克朗さんは、第1部に入選し「昨年の航空ショーで扇子を持った女性がいたので、飛行機を入れて写し、良い作品ができた」と話していた。
 次の開催地は、旭川デザインギャラリー(旭川宮下通り11丁目)で、8月21日から26日までを予定している。