フェリーらいらっく 一般公開に1,400人


 小樽港を発着するフェリー「らいらっく」の一般公開が、7月15日(日)10:00から14:00まで行われ、約1,400人が船内を見学した。
 新日本海フェリーの「らいらっく」は、新潟~小樽を航路とし、旅客定員892名、全長199.9m、総トン数18,299トン、航海速力22.7ノット、車両積載台数トラック146台、乗用車58台を収容する大型船。
 船内には、バリアフリー対応の船室やテラスやオーシャンビューの浴室が付いているスイートルームがある。ビデオシアターや操舵室が公開され、「乗ってみたいね」との声が聞かれた。
 4階カフェでは「秋田なまはげ郷神楽」による公演が、13:00から開かれ、本場のなまはげが見られるとあって、多くの家族連れで会場を埋め尽くした。同会は2002年に立ち上げ、なまはげ団体のPRと秋田県の元気を伝えようと、秋田男鹿市を拠点に男鹿温泉郷で定期公演を開催し、様々なアーティストとジャンルを越えたライブも開いている。小樽では、今年で4回目。
 太鼓の音ともに4人のなまはげが登場し、会場を歩きまわり、迫力ある姿と間近での太鼓の演奏に泣き出す子どもが出たり、カメラやビデオ撮影している人も多く見られた。公演終了後は、記念撮影できる時間が設けられ、順番を待ちが出るほどの人気で、子どもから大人まで大いに楽しんでいた。市内小学校5年生の女子は「初めてなまはげを見た。怖くなく面白かった」と話した。
 新日本海フェリーターミナル内では、寄港地物産展が開かれ、秋田のきりたんぽや稲庭うどんや、横手やきそば暖簾会による「横手やきそば」の実演販売が行われ、1パック400円のやきそばが200個以上も売れていた。