小中学生とワークショップ かなた Art circulation


artcirculation1.jpg 市立美術館(色内1)で開催中の「かなた Art circulation vol.3」のメンバーによるワークシップが、7月14日(土)13:00から、同館1階研修室で開かれた。
 小中学生を対象に、「アートでつながる!アートで広がる!アートサーキュレーション」と題して開かれ、透明のビニールシートにポスターカラーを使用し、自由に絵を描き、模様が浮いているような1枚の巨大作品作りを、23名が楽しんだ。同会は、今年からワークショップを開催し、前回は、小樽四ツ葉学園で、米ぶくろアートのトートバックを制作した。今回は2回目となる。
 同会の三宅悟代表は、「模様とは、身の回りにある形で、気に入ったものを見つけ、自由に思うままに書き、花や動物を繋げると模様になる」と話した。
artcirculation2.jpg 参加者は、画用紙に下書きしたり、ビニールシートに直接だったりと、思い思いに絵を書き始めた。自由にということで、なかなか思いつかない参加者もいたが、アドバイスを受けて作業を進めていた。
 同会・上嶋秀俊さんは「自分の絵を通して展示し見てもらい、文化的なものを広げようと、会が取り組んでいる内容を多くの方々に体験してもらいたい。美術や文化の楽しさ、作る喜びを分ってもらいたい。今回は、目の前にあるものを描くのではなく、思いついたもの、心の内面を表出し体験してもらいたい。とてもおもしろいと思う」と話した。
 友人3名で参加した潮見台中学校2年生の女子は「楽しかった。手の動くままに描いた。筆の跡をはじけるように表現した」と手早く完成させていた。
 作品を繋ぎ合わせたアート作品は、同アート展開催中の22日(日)まで、同館階段の吹き抜け部分に設置され、来館者が見られるように展示している。