「第50回一聖会記念展」開催 市立小樽美術館


ichisei1.jpg 「第50回一聖会記念展」が、6月20日(水)〜24日(日)、市立小樽美術館(色内1)市民ギャラリー・多目的ギャラリーで開かれている。50歳代から最高齢90歳までの16名が、72作品を展示。50回を記念して3名の遺作6点も展示している。
 同会(藤田勇一会長)は、1964年(昭和39年)に発足し、現在13名の会員。年2〜3回、余市や積丹方面へ出向き、写生会を開いている。「一聖会」と命名したいきさつは、発足当時開催された東京オリンピックの聖火の「聖」と、「一」の文字に、会員がひとつになり仲良くという意味を込め、「一聖会」と藤田会長自らが名づけた。
 藤田会長は「よくここまで素人の集まりで長く続けられたと思う。会員は、絵に対する情熱を持ったメンバーが多い。先輩も会を育ててくれた。いじゅつ会のファンからの応援もある。会員達も楽しみながら無理なく描いている」と50年を振り返った。
 同展は、油彩画と水彩画の作品で、リーダーに似る傾向はあるが、自由奔放に表現している。半抽象画もあるが、小樽近郊の風景や身近なテーマで野菜や花瓶の花などを描いている作品が多い。
 市内散歩のついでに、絵画鑑賞のひとときを楽しんでほしいと関係者は語っていた。