個性を生かした水彩画 第8回睛竜会展


seiryo2.jpg 8回目を迎えた「睛竜(せいりょう)会展」が、、6月20日(水)から24日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開かれている。会員9名による37作品を展示している。7回までは、古屋ギャラリーを会場としての発表だったが、今回は、美術館の市民ギャラリーに変えての開催となった。
 「睛竜会(鵜沼正代表)」は、当初、老壮大学のOBが中心だったが、現在、経歴や年齢を問わず、それぞれ絵画教室やクラブに所属し、年1度、作品を持ち寄り開催している。すべて水彩画で個性を活かした作品展となっている。
 会の名称は、絵画で、最も重要な箇所に手を加えて効果を上げることを意味する、「竜を画いて睛を点ず 」ということわざから命名された。現在、60歳〜70歳代の9名が所属している。seiryo1.jpg
 杉山英二さんは5点を出展。余市ニッカウヰスキー工場や、旧手宮線、手宮緑化植物園を綺麗な色使いで描き、鮮やかな風景画に仕上げている。八幡郁子さんは、絵を始めて10年、古屋絵画教室へ通っており、教室で描いたカレイの作品を出展。「見てそのまま美味しそうと、見る人に伝われば良いと思い描いている。日々楽しく絵を描いている」と話した。
 市内女性は「絵は描けないが見るのが好きで、良く絵画展へ出かけている。みんな素晴らしく思いが込められてお上手です」と感心していた。