新病院の発注方法を新たに検討 6月市議会で代表質問


 開会中の小樽市議会第2回定例会で、6月18日(月)13:00から、市議会本会議場で会派代表質問が行われた。
 18日の会派代表質問には、川畑正美(共産)と上野智真(自民)の2議員が立った。
kyousan-kawabata.jpg 川畑議員は、小樽市の人口減少対策、国民健康保険料の引下げ、住宅リフォーム助成制度の助成枠拡大、病児・病後児保育の早期実施、市民の安全を守るため泊原発再稼動の中止について質問。住宅リフォーム助成制度について、「公募件数、総工事費、全応募の工事を実施した場合の費用はどうなるか。市内居住の市民が、市内の業者に発注し、雇用拡大につながり、経済効果を生み出す。抽選に外れた人が制度利用出来るよう、補正を要望する」と質した。
 中松義治市長は、「公募件数は236件で総工事費は5億3,400万円になり、全部実施した場合の市の費用は、省エネの工事の度合いによって変わるが4,000万円前後になる。予算の2,000万円を超えないように抽選したが、30名の補欠となっている。厳しい財政状況の中で限られた予算で捻出しており、さらなる補助の増額は考えていない。来年度も厳しい財政状況にあるので、予算増は具体的には申し上げられないが、申し込み者などから声を伺い改善などを図っていきたい」と答えた。
jimin-ueno.jpg 上野議員は、財政と市政運営、医療と福祉、防災、観光と産業振興、教育について質問。医療と福祉の中で新市立病院について、「1回目と2回目の入札で予定価格と業者の見積もりの価格の乖離があり中止となった。3回目の入札方法は」と質した。
 並木昭義病院局長は、「発注方法を新たに検討している。検討委員会で早期でかつ確実な発注を検討する」と答えた。
 19日(火)も会派代表質問が行われ、秋元智憲(公明)、林下孤芳(民主市民)、安斎哲也(一新)の3議員が質問に立つ。
 市議会では、議会活性化の取り組みの一つとして、今定例会から、代表質問と一般質問の議員の質問要旨をホームページにアップしている。
 本会議における質問通告一覧