危険物の保安と適切な取扱を! 車両パレード実施


firehouse1.jpg 小樽市消防本部は、小樽危険物安全協会の協力により、6月4日(月)、平成24年度「危険物安全週間」車両バレードを実施した。
 危険物安全週間は、6月3日から9日までの7日間。「危険物 めざぜ完封 ゼロ災害」をスローガンとしている。その一環として、危険物を貯蔵又は取り扱う事業所及び市民へ、危険物に関する知識の普及啓発の推進を図り、危険物に係る事故や災害を防止することを目的として、同パレードが行われた。
 11:00から、小樽市消防庁舎前(花園2)で出発式を行い、小樽危険物安全協会会長や役員・危険物油槽所代表者・消防関係者17名が出席した。
 柿崎隆幸消防署長は「危険物の保安に対する意識の向上と、万が一発生した場合は最小限度にくい止めたい。車両パレードは、灯油の配送車両で身近なものを用いて、事故防止や保安の大切さをPRすることで、皆さんに周知させ、事故防止に繋げたい」と挨拶した。
firehouse2.jpg 小樽危険物安全協会・荒田一正会長は「日々安全点検が大事で、車両やバルブの管理、冬道での安全運転が大事である。火災報知機の設置を、灯油の配置時に声かけをしている。事故を未然に防ぐことを念頭に入れて行動してもらいた。スローガンに基づき、事故を発見したらいち早く届けたい。われわれの事業が無事故で良い年になるように願っている」と話した。
 パレード車両は、先頭に広報車、次に同協会加盟のタンクローリー車5台、査察車が最後についた。消防本部前を出発し、市内中心部を通り、手宮方面へ。博物館で折り返し、小樽港縦貫線を通り、桜ロータリーから望洋台、朝里に行き、本部前へ戻るコースをパレードし、危険物の安全管理を市民に訴えた。
 安全週間に合わせて、6月5日(火)11:00から、六光石油株式会社小樽油槽所(手宮1)で、危険物油槽所火災防御訓練が行われる。また、期間中は、市内の危険物を扱っている事業所(ガソリンスタンドなど)の点検を行う予定となっている。