木管五重奏と金管五重奏 美術館で演奏会



普段は展示会に使用されることが多い市立小樽美術館(色内1)多目的ホールで、3月25日(日)13:30より、「Double Wind Quintet」の演奏会が開かれ、30名が管楽器の音色を楽しんだ。
DWQ03251.jpg 大谷大学芸術学部音楽学科管弦打楽コースの男女の木管五重奏5人と金管五重奏5人の計10人が集まった。メンバー中9人は、今年3月に卒業した。学生が選曲から全てを企画した演奏会で、今までの授業で学んだ集大成を披露した。「Double Wind Quintet」のタイトルは、「Double Wind 」が木管と金管の2つを意味し、「Quintet」が五重奏を意味して付けられた。
 プログラムの1部は木管五重奏。「ディヴェルティメント」・「まねきねこダック」・「キューピー3分クッキング」・「ディズニーメドレー」。2部は、金管五重奏「吟遊詩人のソナタ」・「ロンドン橋落ちたの主題による変奏曲」・「天空の城ラピュタより~ハトと少年・きみをのせて」・「サウンドオブミュージック」が演奏された。最後に10人全員で2曲演奏し、大きな拍手が沸き起こった。
DWQ03252.jpg クラリネットを演奏していた菅原杏梨さんは、「小樽の方に、演奏会が少ないので音楽を楽しんでもらいたいと開いた。丁度良いホールが、美術館多目的ホールで、改装され綺麗になり良い機会だと思った。みんなの思いは、楽しく音楽をしていて、曲目も親しんでもらえるように選曲した。演奏者も聴衆もお互い楽しめるようにしたい」と話した。
 演奏会に来ていた同大4年生の佐々木正人さんは、「卒業して聴けなくなるので寂しく思う。結成した時から聴いていて、みんな良かった。自分もこのメンバーとアンサンブルを組んだりしている。これからも楽器を続けて欲しい。演奏会も聴きたいし、自分でも演奏会を開きたい」と感想を話した。