発展途上国の子どもに運動靴を ! 市内高校生が寄附


ohyoshoes1.jpg
 OTARUワールドフレンズは、国際交流・支援ボランティア団体として、2000年に発足し、2006年から発展途上国へ運動靴の支援を行っている。今年で7年目。
 2007年から毎年寄附をしている小樽桜陽高校(和田明校長・長橋3)では、3月19日(月)、生徒の使用済みの外履きと中履きの運動靴を117足寄附した。小樽商業高校から33足、帯広緑陽高校より50足、双葉高校からも寄附が予定されている。
 運動靴支援を始めたきっかけは、小樽市の国際交流担当から「靴の在庫が沢山あるが、何が良い方法はないだろうか」と相談を受けたことが始まり。2006年、2007年には、ニカラグワ、コロンビア、ザンビアに約900足の運動靴を贈り、2008年からフィリピンミンダナオ島へ、毎年300足前後の運動靴を贈っている。
ohyoshoes2.jpg ミンダナオでは、靴がないため、多くの子ども達が学校に通えず、教育を受けることも出来ない。2011年は、衣類651枚、夏帽子類105個、運動靴116足を、6月に発送し、8月に到着。9月には、ミンダナオ島のカヨパトン村に届けられた。その様子を写真に収め、報告された。運動靴支援は、高校や市民の間に輪が少しずつ広がり、商業高校や双葉高校、札幌拓北高校や帯広三条高校、帯広緑陽高校からも贈られてきている。
 同会高島幸枝事務局長は「若い人達との繋がりを持ってもらいたい。生と関わり、グローバルな目を育んでもらいたい。ただ、同情から支援するのではなく、お互いに育ってもらいたい。支援する側と貧しい地域の子ども達が共に生きる場を作る支援である」と話し、さらなる協力を呼びかけている。
 4月1日(日)から30日(月)まで、運動靴(幼児用から大人サイズまで)、夏用の帽子、Tシャツ、長袖パーカーの洗ってある物の寄附を募っている。集荷場所は、喫茶松苑、美容室TWINKL、オニキス朝里・テイクワン、福森、Cafe あんな、利尻屋みのや本店、利尻屋ウイングベイ小樽店、利尻屋大正グループ館、利尻屋不老館、事務局(高島)。
 問合せ先は、0134−54−8765(事務局・高島)まで。