第1回定例会で会派代表質問 新年度予算を審議


 小樽市議会第1回定例会の会派代表質問が、2月27日(月)13:00から、本会議場で開かれた。
 この日は、自民党の前田清貴議員と共産党の北野義紀議員の2氏が質問に立った。
0227council1.jpg 前田議員は、財政、平成23年度決算見込み、新年度予算、防災、産業振興、福祉、新市立病院、小樽ジャンクション、教育について質問。この中で、平成23年度決算見込みについて、「平成23年度の決算で、実質赤字比率、連結赤字比率、公債費比率などの指標について示せ」と質した。
0227council2.jpg 中松義治市長は、「一般会計では、不用額が見込めるので現時点で黒字確保は出来る。国保は最終補正予算で8,000万円の収支不足があり、今後の交付金や医療費に大きく左右されるが調整していく。指標については、実質赤字比率については黒字なので算出されない」と答えた。
0227council3.jpg また、病院問題で、「職員給与費などの改善策が評価委員から指摘されていたが」と質問。心臓病で手術を受けて安静療養中だった並木昭義局長がこの日から議会に出席し、「医業業績や職員手当で当初計画を達成出来ていない。改革プランの目標は、平成25年度の地方財政法上の資金不足解消で、両病院の職員配置の見直し、独自削減は継続する」と答弁した。
 北野議員は、財政問題と議案第9号介護保険事業特別会計予算について質問。財政問題で、「財政健全化計画の見送りは、中長期で何が不安要素で計画を立てられないのか」と質した。0227council4.jpg
 中松市長は、「平成24年度の固定資産税と都市計画税の評価替えで予想を超えて落ち込むと思っている。また社会保障と税一体改革によって予想が不透明で中長期の計画を予定出来なかった。累積赤字が解消したので、なんとしても赤字団体になるわけにはいかないので、事務事業の見直しなどを行っていく」と答えた。
 28日(火)は、高橋克幸(公明)、斎藤博行(民主市民)、成田裕樹(一新)の3議員が会派代表質問、久末恵子議員が質疑及び一般質問を行う。